社会人3年目に求められること

キャリア

うつになりかけの状態でブラック企業からホワイト企業へ転職を成功させ、人生を変えたしゃちほこ(Twitter:@shachihoko_3150)の実体験から解説します!

今回は、社会人3年目に求められることというテーマで記事を書いていく。

社会人3年目というのは、周りの友達が結婚し家庭を持ったり、評価にも差がつき始め、多感な時期である。

ただ、一方で自身の業務内容や会社の作法、そして周りの人間関係も構築ができてくる時期であり、仕事が楽しくなって自身の成長につなげられる年次でもある。

社会人3年目に求められることは何か?、そして成長するためには何が必要か?をわかりやすく解説したので是非みてもらいたい。

結論
  1. 社会人3年目に求められるのは、チームの主力であること、上司と現場の架け橋になること、後輩育成することの3点
  2. 今の自分の市場価値を客観的に図る&転職活動のフローを知るために、転職活動をしてみる(転職はしなくてもOK)
  3. 成長するために、他業界の人との交流やニュースを通じて世の中を知り、世界観を広げる

 

社会人3年目に求められること

社会人3年目に求められることを大きくまとめると以下の3つになる。

社会人3年目に求められること
  • チームの主力であること
  • 上司と現場の架け橋になること
  • 後輩の育成担当になること

それぞれについて解説していこう。

チームの主力であること

社会人3年目になると、ある程度1人で業務ができるようになる。2年目までとは振られる業務の質や量も変わってくるため、部の実績が左右されるようなポジションを任されることが多い。

いわゆる”エース”というポジションを任されることになる。

このプレッシャーから逃げるか、もしくは立ち向かい結果を残せるかで今後の社会人人生が大きく左右される。また、次の異動のタイミングで自分自身の求めるキャリアを実現できるかも、社会人3年目で結果を残せるかどうかが大きく左右する。

僕は入社から7年目まで営業をしていたのだが、3年目の年に大きな数字を担当することになった。大きな数字や業務を持つことは大変なプレッシャーとなり、夜眠れないほど悩んだこともあった。ただ、そこで自分なりに努力し結果を残し、当時の最高評価をもらえた時の喜びは忘れられない。

チームの主力となるためのコツ

大きな仕事で結果を残すために、大切なのは「とにかく人に好かれること」である。

秘書でも、掃除のおばちゃんでも、受付の人でも、とにかく人に好かれることなのだ。誰からも好かれて、多くの人からサポートしてもらえる環境を作ることだ。社会人生活を送っていると途中で気づくだろうが、1人でできる仕事の大きさはしれている。多くの人間を巻き込まないと、大きな成果はあげられない仕組みになっているのだ。

人に好かれるためには、人を好きになる必要がある。「人を好きになる天才」になろう。よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれるが、僕は逆だと思う。

人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思うのだ。

この考え方は、前田裕二著の『人生の勝算』から学んだものだ。社会人としては、一度は手にしても後悔のない1冊だ。

社会人3年目におすすめの本 その1
人生の勝算 前田裕二 著

僕も定期的に読み直している1冊!辛い時に仕事へのモチベーションが上がるよ!

上司と現場の架け橋になること

上司の立場からする現場は見えにくいものである。一方で仕事の多くは現場に答えがあるため、現場の情報を知っておきたいものだ。

なぜなら、会社のピラミッドの中で下から上に報連相(ほうれんそう)をする際に、ロジックや理論で戦うと叩きのめされることが多い。理由は明確で、上であればあるほど業務経験が長いからだ。一方でピラミッドの上から下に行くほど、強くなる情報がある。

それは”最新の現場の情報”だ。

現場の情報を常に君の上司は求めている。この情報を上司にインプットし続けることである。そうすれば「あいつは現場を知っている」という評価がつき、プレゼンスが向上する。

上司の立場になると、もう一つ悩みが生まれる。

それは「部下との関係性」だ。

上司は業務の役割上、部下に仕事を振ることになる。そしてどうしても、部下のスキルによって割り当てる業務に差が生まれる。いわゆる「仕事ができる人の下に仕事が集まる状態」だ。

その際の敵になるのはいつだって上司だ。そんな上司と現場のコミュニケーションの架け橋に君がなれば、上司からすると大変助かるのだ。

上司と現場の架け橋になるためのコツ

上司と現場の架け橋になるには、「上司がどんな情報を求めているのか」を把握することである。上司がどんな情報を欲しがっているのかを知るには、コミュニケーションをとることだ。

上司というのは、どんな時代も孤独なものだ。そんな素振りは見せないが、同僚とバカ話をして笑いたいし、飲みにだっていきたい。でも、すぐに「パワハラ」と言われるこの時代、飲みに誘うことも気が引けるのだ。そんな時に、部下から積極的にコミュニケーションをとってきてくれたら、どう思うだろう?きっと嬉しくないだろうか?

部内の他の誰よりもコミュニケーションをとるように努める。挨拶だけでなく、ランチに誘う、たまには飲みにも誘う。そんな架け橋になることが大切なのだ。

この辺りの立ち振る舞いや機微は城山三郎著の「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」がおすすめだ。

社会人3年目におすすめの本 その2
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

父からの手紙ならではの愛がある言葉と、立場ごとにあった目線や大切なことが描かれており、参考になるよ!

後輩の育成担当になること

社会人3年目ともなれば、後輩ができる。上司からの期待は、新入社員に君の姿を目標に業務に取り組んで欲しいというものである。そこで君に後輩の育成の担当をしてほしいと思っているのだ。

後輩の育成担当というのは、やってみると分かるが難しい。学生時代とは異なり、新入社員は社会人としてのバリアを張っている。「わかりました」と口では言っているが、教えたことを理解できたのかが分からない。

初めての後輩育成においては僕は大失敗を犯した。

当時その後輩は上昇志向が強く、僕のことを先輩というよりも「ライバル」として捉えていた。

当時若かった僕は、「その挑戦状を受けてたつ」となってしまったのだ。社会人2年目と新入社員という関係性だったが、2人とも縁もゆかりもない大分県に配属になりながら、業務でもプライベートでも助け合うことはなかった。当時は実績で圧倒したが、「後輩育成が下手」というレッテルを貼られてしまっただろう。次に後輩の育成担当をしたのは4年目の時だったが、過去の後悔から、担当業務と同じくらい力を割いたことを覚えている。

マネジメント層になった際に、ここで学ぶ後輩育成能力は部下の育成能力に直結する。前述したとおり、マネジメント層になれば自分が結果を残す以上にチームを成長させて結果を残すことが求められる。ここでの経験は必ず君の血肉となることを保証する。

後輩の育成におけるコツ

後輩の育成におけるコツは、「相手の立場に立つこと」これに尽きる。

君も3年前は新入社員だった。悩み、周りに助けられながら社会人として成長してきた。

時には、誰にも相談できずに1人悶々とした悩みもあっただろう。基本的に君の後輩もそれと同じ道を歩んでいると考えればいい。簡単にいうなら「新入社員の時に君がされて嬉しかったことを後輩にしてあげればいい」のだ。

そして誰よりも後輩の気持ちが分かる人間であって欲しい。

その後輩は数年後君の右腕となって、君の成功を支えているだろう。

新入社員の教育においては、「社会人の基礎を教えてくれ」と上司から言われることが多い。そんな時に僕がバイブルとしているのが、岩瀬大輔著の『入社1年目の教科書』だ。

この本には社会人の基礎が描かれているが、その内容が行動に落とし込まれているため、理解しやすい。そして、君の社会人としての基礎力を振り返るためにも役立つ1冊になっている。

社会人3年目におすすめの本 その3
社会人1年目の教科書 岩瀬大輔 著

社会人3年目で成長するために

社会人3年目ともなると、立派な大人だ。

取引先の経営幹部クラスと接する機会も増えてくる。

そんな機会で恥をかかないように、社会人としての基礎力を身につけ始めるのがこの時期である。

成長するためにすべきことを大きくまとめると下記の3点となる。

周りに差をつけるために社会人3年目ですべきこと
  • 自分の市場価値を知る
  • 世の中のことを知る
  • 自社を知る。他部署の仕事を知る。
  • 他業界の仕事に興味を持つ

それぞれについて解説していこう。

自分の市場価値を知る

結論から言う。「転職エージェントから自分にくるオファーの年収がいくらなのかを調べる」これが社会人3年目までにできているかどうかで圧倒的に大きな差がつく。その理由は、「今の会社にしがみつく必要がなくなるから」である。

社会人人生が長くなればなるほど、入社当時抱いていた夢や希望、やりたいことは薄れていく。

上司の顔色を伺い、保身に走る業務の進め方はいわゆる日本のサラリーマンであり、社畜だ。

そんなかっこ悪いサラリーマンになりたくないなら、「最悪やめてやる」と思えるような覚悟が必要だ。

そう思えるためには、「自分がもし転職したら年収がいくらもらえるか?」を知っておく必要がある。やってみると面白いが、20代前半へのオファーは引く手数多だ。いくらでも今よりいい条件がある。

しかし、転職エージェントは山ほど存在している。中には悪徳エージェントも多数存在する。そんな中で20代前半の君たちに個人的におすすめのエージェントは、下記だ。このエージェントは大手であり、なおかつ20代、第二新卒の求人に強いエージェントだ。

もし転職エージェントについて知らないならここに登録しておけば間違いない。

20代におすすめの転職エージェント

転職エージェントは複数登録してオファーを比較するのが基本!個人的にはJACリクルートメントがイチオシ

参考:【決定版】JACリクルートメントの評判はいいって本当?実際に使った人の口コミを分析してみた

世の中のことを知る

結論から言う。

「テレビ東京オンデマンドでWBSを視聴し、気になるニュースを日経テレコンで調べる」これだけで周りとは大きな差がつく。

WBSは毎週月-金の22時(金曜のみ23時)から放送しているニュース番組である。

移動の時間に見ても良いし、時間が取れない人は音声だけ流し続けてもいい。

そこから興味を持ったニュースについて、Googleで検索をかけるだけで周りの同期との差は格段に広がるだろう。

あわせて楽天証券の口座解説をおすすめする。

僕も最近になり知ったが、楽天証券の口座解説をすれば『日経テレコン』というサービスを無料で使うことができ、日経新聞の記事を無料で読める

しかも楽天証券は口座開設無料。ランニングコストも全く発生しない。

やらない理由はない。

テレビ東京オンデマンドも31日間無料であるため、自分を変えたいならすぐに行動に移すべきだ。

WBSさえ見ておけば、基本的には新聞は取らなくても大丈夫!

自社を知る。他部署の仕事を知る。

結論から言う。

「3ヶ月に1回自社の決算発表会を見ろ」それだけで周りと差がつく。

社会人3年目になれば、当然自社の動きを知らないといけない。

よくあるのが、商談の場で取引先から直近の自社に関するニュースを話題に振られ、回答に詰まることである。

新入社員であれば、許されるが、社会人3年目ともなるときちんと切り返したいものだ。

そんな君におすすめの方法がある。

それは、決算発表会の動画のオンデマンド配信を見ることである。

コロナの影響もあり、最近多くの企業が決算発表会をライブストリーム配信する。

そして一定期間経つと、オンデマンド配信される仕組みになっている。

決算発表会は四半期ごとに行われるため、3ヶ月に1回の頻度であるため、自社がいつ決算発表会を行なっているのかスケジュールのチェックをしよう。

決算発表会の主な流れ
  • 四半期の実績振り返り、今後の戦略の説明
  • 証券アナリスト、新聞記者からのQ&A

君たちは、四半期の実績振り返り、今後の戦略の説明のみの視聴で十分だ。

そこで仕入れた情報が他部署の人間とコミュニケーションをとる時にも役に立つ。

「こないだ社長が決算発表会で言っていた〇〇ですが〜」というだけで、どうだろう。かっこよくないか?

これに慣れてきたら、競合他社の決算発表会も見てみると良い。

そうすると、業界全体のトレンドが分かる。

また、数値的な観点で自社と他社の差が理解できるのだ。

他業界に興味を持つ

結論から言う。第二新卒のブランドをうまく活かせ。

僕がこれまでの社会人人生において、唯一後悔していることがある。

それは、自分の視野が狭かったということである。

新卒で今の会社に入社し、毎日正しく努力をしていれば、幸せな生活を送れる。そう考えてきた。

実際に今担当している業務やもらっている給料に不満はない。

ただ、いまの環境が自分にとってベストかと言われると分からない。

君たちは、社会人3年目だ。別の言い方をすれば”第二新卒”の対象者だ。

勘違いしないで欲しいのは、僕は君たちに転職をすすめている訳ではない。

僕が君たちにすすめるのは、「自らの意志でいまの会社に留まるか否か」の選択をして欲しいということである。

若いということはブランドであり、価値である。

転職市場における自分の価値が、「可能性:スキル」だとすれば、年を重ねれば重ねるほど可能性のパラメータは落ちる。

年を重ねることに比例し、スキルが上がれば良いが、必ずしも連動しないのが社会人である。

実際に、君たちの周りには無能な大人が沢山いるだろう?

だからこそ、転職をするにおいては現在が有利な状況であることを理解して欲しいのだ。

僕が3年目にはこんなことを考えておらず、今考えれば惰性で今の会社に勤め続けたことになる。それを後悔している。

だからこそ、君たちには「自分が残りの人生で何をしたいのか」を考えて欲しい。

そして、様々な業界に目を向けて欲しいのである。その上で今の会社に残るか、もしくは動くかを判断して欲しい。

第二新卒での転職活動を成功させるには?

第二新卒での転職を成功させるためのステップ
  • STEP1
    自分の転職の軸を明確にする

    転職する前に、自分が何を手に入れたいかを明確にしましょう。年収、勤務地、労働時間、仕事内容の全てが完璧な転職先はありません。

  • STEP2
    下記7つのサイトに登録する(※全て無料)  
  • STEP3
    登録した転職エージェントと実際に面談を行い、一番いい担当者を決める

    エージェントは担当者で質に差がかなりあります。必ず複数の担当者に会って、自分が信頼できる相手を見つけましょう。

  • STEP4
    面談内容が正しいか、転職サイトで求人情報を見てみる

    エージェントからの情報を鵜呑みにせず、自分の目で求人情報を確認するようにしましょう。

  • STEP5
    エージェントから提案を受けた企業で興味を持った企業をOpenWorkで調べてみる

  • STEP6
    エージェントの情報と、自身で調べた情報を基に志望企業を決定する
  • STEP7
    エージェントを通じて応募する

  • STEP8
    面接
  • STEP9
    内定

転職活動が初めての人はぜひ参考にしてみてね!

まとめ

結論
  1. 社会人3年目に求められるのは、チームの主力であること、上司と現場の架け橋になること、後輩育成することの3点
  2. 成長するために、他業界の人との交流やニュースを通じて世の中を知り、世界観を広げる
  3. 第二新卒ブランドでの転職活動を始めるために、下記7つサイトに登録(※全て無料です)

 

君はおそらく何か悩みや課題を持って、この記事にたどり着いている。君に言えることは、「ともかく行動し続けろ」ということである。

なんでもいい。上司を飲みに誘うもよし、自分が新入社員」時代に悩んでいたことを書き出すもよし、転職サイトに登録するもよし、まずは行動して欲しい。

秋元康が言っていた言葉がある「チャンスは手を目一杯伸ばした1mm先にある」と。チャンスを掴みとるか掴み取らないかは、手をどれだけ目一杯伸ばせるか(行動できるか)にかかっている。

この記事を通じて、君の人生が少しでも明るくなったら嬉しい。

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