【例文あり】社内公募の面接で聞かれることとは?社内公募の面接前の準備を徹底解説

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

社内公募でES通過すると、次は面接です。

社内公募の面接は、就職活動や転職活動と少し流れが異なります。

そのため、成功させるには社内公募の面接に向けた準備が必要です。

この記事では、初めて社内公募の面接を受ける人向けに、社内公募の面接の流れと対策について解説していこうと思います。

▼社内公募の面接で聞かれることとは?

社内公募の面接の流れは大体決まっています。

なぜなら、限られた時間の中で公平に応募者たちを比較するためには、ある程度似通った質問でないといけないからです。

そのため、面接の大枠の流れを理解し、それぞれの質問に的確に回答できるように準備すれば、面接は怖くありません。

その面接の大枠の流れとは下記の6ステップです。

  1. 自己紹介 
  2. 現在の業務内容
  3. 自己PR 
  4. 志望動機
  5. 異動して実現したいこと
  6. 今後のキャリアプラン 

面接の前には何から準備すればいいのか分からず、不安に駆られがちですが、まずはこの6つをきちんと押さえるようにしておきましょう。

▼面接で聞かれることを徹底解説

面接の流れがわかったところで、具体的にどのように準備すべきかと気をつけるポイントについて解説していきます。

社内公募の面接対策1:自己紹介 

面接官との挨拶が終わると、まずは自己紹介となりますが、実はこの自己紹介が大切です。

なぜなら、自己紹介がスムーズに出来ればその後の面接にも自信を持っていけますし、逆にうまく行かないと波に乗れません。

そのため、自己紹介については、何度も練習し、暗記しておきましょう。

具体的には、1分間でまとめられるようにすると、簡潔で相手にもストレスなく話すことができます。

具体的には下記くらいのボリューム感でゆっくり話すとちょうど1分ほどで収まります。

<例>

はじめまして。〇〇(名前)と申します。

本日はお時間いただきありがとうございます。

私は現在、〇〇(部署名)部の〇〇(課名)課に所属をしております。

現在の職務内容としては△△(業務内容)を企画する業務を行っており、約〇〇(期間)ほど今の業務に従事しております。

その前は入社してから○年間、△△(業務内容)の営業を行なっておりました。

これまでの営業と企画で培った経験を〇〇(応募部署)部の業務にも役立てたいと考えております。

本日は緊張しておりますが、よろしくお願いします。

社内公募の面接対策2:現在の業務内容 

次に現在の業務内容についてです。

大枠は自己紹介で説明しているので、より深く業務レベルまで落とし込み、何を行っているのかを説明するようにします。

相手にイメージが持てるように、規模感や売上などは可能な限り定量的に説明することがポイントです。

<例>

自己紹介でも申し上げた通り、〇〇というサービスの立上げを主に担当しています。
サービス自体の規模感でいうと、昨年度と今年度で約○億の設備投資を行い、2025年までに売上△億、利益○億を目標としています。

サービスの要件定義や仕様調整を主な業務としておりますが、コンセプト立案、運用フロー構築、採算管理といったサービスを立ち上げる際の一連の業務策定も行っています。

プロジェクトリーダーとして、定義したサービス要件の実現のために社内関係者に限らず、社外パートナーも含めて約50名の関係者を巻き込みながら、S-inに向けた様々な調整/交渉を行っております。

社内公募の面接対策3:自己PR 

自己PRは面接の中で志望動機と並んで最も重要な要素の1つです。

ここで合格、不合格が別れるといっても過言ではありません。

心に刺さる自己PRを作るには「いかに募集要項の求める人物像とマッチしているか」を大切にしましょう。

穴が空くほど募集要項を読み、自分なりに求める人物像をイメージの中で作ってみることをおすすめします。

その上で、その人物像を裏付けられる経験を自分の中で探してみましょう。

<例>

〇〇のサービス立ち上げた経験は、〇〇事業部(応募部署)の△△の業務においても活かすことができるのではないかと考えております。
具体的に言うと、2点ございます。

1点目は、0からサービスを立ち上げた経験があるということです。
0からサービスを立ち上げるということは、私にとって非常に大変な経験でした。
サービスのコンセプトを考え、それを要件に落とし、運用フローを構築し、ローンチさせていく。
0からサービスを立ち上げる経験をしたことで、営業時代には知ることのできなかった、ビジネスの全体像を知るということを体感できました。

「こうやってサービスって作っていくんだ」ということを体験できたことは、〇〇事業部で新事業を担当するに際しても活かせる経験であると考えています。

2点目がプロジェクト推進力です。営業をしていたこともあり、多くの関係者と人間関係を構築し、プロジェクトを推進するリーダーシップに自信があります。
〇〇の立ち上げ業務では、約50名の関係者と共に、プロジェクトを推進しました。部署によりミッションが異なるため、当初はすれ違いが多く発生しておりましたが、相手の立場に立って調整を進めることでプロジェクトを推進しました。


この経験は〇〇事業部で社内横断的に事業を進めるにあたっても、活かせる経験であると考えています。

社内公募の面接対策4:志望動機 

志望動機も面接の中の項目ではとても大切です。

よく「自己PRで応募部署とのマッチングを見て、志望動機で本気度を図る」なんて言われますが、志望動機では熱量を伝えるようにしましょう。

「なぜうちの部署なのか?」と聞かれると思いますが、その時には論理ではなく、自分自身の経験で裏付けをしてください。

なぜなら、論理は否定できても、経験は否定できないからです。

志望動機については、下記の記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。

社内公募の面接対策5:異動して実現したいこと 

異動して実現したいことでは、自分が将来成し遂げたいことと、そこまでのキャリアパスをしっかりと描くことが大切です。

実現したいこと=最終目標となるため、大きなことになります。しかし、異動した直後に大きなことを実現するのは困難です。

そのため、「現場で下積みをして経験を積み、将来的に〇〇を実現できるようになりたい」というストーリーがおすすめです。

そうすることで、「泥臭いこともできる人材だ」という印象を面接官に与えることができるのです。

社内公募の面接対策6:今後のキャリアプラン 

最後に今後のキャリアプランについてです。

キャリアプランについて語れと言われても、なかなか難しいです。

なぜなら、相手はが知りたいのは5年後か20年後のことかが明確になっていないためです。

なので、これは時系列と一緒に整理することをおすすめします。

具体的には、5年後、10年後、20年後の3つに分けると良いでしょう。

ここで具体的な役職名まで出しておくと、「出世したい」ということが伝わり上昇志向のイメージをつけることができるので、おすすめです。

<例>

キャリアプランとしては、まずは異動後に与えられた役割で結果を残し、5年後にチームリーダーとして〜を実現したいと考えています。

そして、10年後は課長として管理職というポジションパワーを使って〜を実現し、20年後は組織長として経営的な視点から〜を実現したいと考えています。

▼面接を成功させるポイント

面接の中の6つの質問項目に対する準備ができたところで、面接がうまい人のテクニックを基に、面接を成功させるポイントを解説していきます。面接全体で意識し、より面接のレベルをあげてください。

面接成功のポイント1:面接官の質問には300字で答える 

面接対策の本やサイトを見ると、「面接官の質問に対する回答は簡潔に」とよく書いてあります。

しかし、この簡潔にというのはわかりにくいですよね。

具体的には300字程度での回答が短くもなく、長くもなく聞き取りやすい長さだと言われています。

なので、基本的には300文字前後でまとめるようにしましょう。

実際に回答を録音して読んでみると、感覚がわかるので試してみてください。

面接成功のポイント2:エントリーシートの内容を基に質問を50個作る

面接は準備9割です。

たまに「面接は会話だから変に準備しないほうがいい」という人もいますが、ベースがあってこそのアドリブです。

面接では基本的にESに書いてあることを中心に質問が来るので、ESの内容をどれだけ深掘りされても切り返せるように準備しましょう。

具体的には最低50個は自分でQAを作り、「これを質問されたら、この内容を返す」というのが反射的にできるように準備しておきましょう。

ちなみに僕は100個QAを作り、面接に臨みましたが、かなり余裕を持って面接を迎えることができました。

面接成功のポイント3:本番+15分間の模擬面接を行う

大前提として、模擬面接は必ずやってください。

話を聞くと、面接の前に模擬面接をしないという人は意外と多いです。

しかし、模擬面接は必ずやるようにしましょう。

この時に録画を必ずしてください。

なぜなら、自分のイメージの中の表情、声のトーン、抑揚は、実際のそれとは大きく差があるからです。

これは録画するとよくわかります。

また、模擬面接では実際の面接時間+15分にすることをおすすめします。

面接は想像以上に体力と精神力を使うので、当日に集中がきれないようにするために、+15分してトレーニングしておくと余裕が出るためです。

面接成功のポイント4:質問の意図が分からないときは確認する 

面接をしていると面接官の質問に「どういうことだ?」と思うことがありますよね。

そういう時は、必ず聞き返すようにしてください。

具体的には「〜について尋ねられているという理解であっていますか?」というように切り返すと良いでしょう。

わかったふりをして、曖昧な理解のまま会話を続けると「的を射ていない回答だ」と思われてしまう可能性があるからです。

面接成功のポイント5:面接は会話。プレゼンではない。

最後に、面接とは会話であり、プレゼンではありません。

面接=自分のことを知ってもらう場=たくさん発言する必要があると思い込み、一方的なコミュニケーションとならないようにしましょう。

1つの質問に1回の回答で全てを答えず、1つのトピックで3-4回の質問と回答のキャッチボールを繰り返すイメージでいましょう。

上述した通り、長くても300字以内で回答を返すことを心がければ自然と会話になっていきます。

▼まとめ

社内公募の面接は緊張します。

ただ、然るべき準備をすれば当日かなり余裕を持って面接を迎えることができます。

大切なのは、事前に面接の流れを抑え、QAの回答を準備し、自分で模擬練習を行うことです。

これの繰り返しをすることで、面接の質を高めていきましょう。

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