ブラック企業からホワイト企業へ転職し、人生を変えたしゃちほこの実体験から解説します!
今回のテーマは、「【悲報】大企業の本社勤務は栄転とは限らないってマジ?辛すぎる本社勤務を耐え抜く方法とは?」です。
この記事では僕の経験から、本社勤務の実態と本社勤務の過ごし方のコツを解説していきます。
▼本社勤務は栄転なのか?
本社に異動が決まると、みな「栄転!栄転!」と言ってくれるのですが、本社勤務は必ずしも栄転とは言えません。その実態について解説していこうと思います。
・栄転かどうかは年齢と異動先の部署による
簡単に言うと、20代後半〜30歳ほどで異動先が会社が注力している部署であれば「栄転」と言えるでしょう。一方で、お世辞にも「栄転」とは言えない異動先も存在しています。
・大企業では30歳時点で本社経験がないと出世できない
基本的に大企業で出世しようと思うと、30歳までに本社勤務経験が必要になります。
大企業は多くの場合、新卒で地方に配属し、そこで現場力をつけた上で20代後半から徐々に本社に戻ってくるというのが王道のキャリアプランとなっています。実際に僕も28歳で本社異動になったのですが、このタイミングで同期の多くが本社に異動となっていました。
・本社で結果を残さないと出世はできない
本社勤務は上述した通り、会社の注力している部署に異動できると「期待されている」という意味で栄転なのかもしれません。ただ当然ながら異動先で結果を残さないと出世はできません。この「本社で結果を残す」というのがハードルが高く、大変です。
そのため本社勤務になったことは、それ自体は栄転ではなく、「栄転のためのスタートラインに立った」ということであることを理解する必要があります。
本社勤務になってからが
本当のスタートなんだね!
▼本社勤務は辛い…は本当か?
本社勤務といえば、ドラマなどのイメージから出世競争が激しく、辛いイメージがあると思いますが、実際どうなのでしょうか。ここでは僕の実体験について紹介します。
・地方支店と比べて空気が悪すぎる
まず僕が本社勤務になって感じたことは、「空気わるっ!」ということです。地方支店では結構業務中にも会話があり、雑談をしながら仕事を進めていたのですが、本社のオフィスは図書館のように静かでした。仕事の話も直接会話する機会は少なく、メールやチャットでのやりとりがほとんどで、雑談をして人間関係を作れるような隙がありません。
・全員優秀そうな顔に見える
地方支店から異動してきて感じたのは、本社勤務の人がみな優秀そうに見えるということです。地方と本社では仕事のスピード感も全く異なります。それは本社が本部機能を持っているのと、役員クラスが同じフロアにいるので、1つの仕事をするにもスピード感が全く異なるのです。
・大企業は地方配属が一番コスパがいい
本社配属になると地方配属の時と比較して仕事は大変になりますが、急に給料が上がることはありません。増えるとすれば残念ながら、残業代くらいです。そのため、損している気持ちになります。
僕が思うに、大企業の地方配属ほど
コスパがいい仕事はないと思います。
その土地の企業と比べると給与体系は
大きく異なりますし、仕事も楽です。
▼本社勤務が辛い5つの理由
本社勤務が辛い理由とは具体的に何でしょうか。ここでは本社勤務の特徴から辛い理由について解説していきます。
・求められるレベルが高い
本社勤務では求められるアウトプットが高くなります。資料作成1つにおいても、地方支店では地方の責任者に見せるクラスでしたが、本社では役員の目に触れることもあります。そのため、何度も何度もレビューを繰り返しながら資料作成しないといけません。地方支店では関わることのない経営層ともやりとりする機会が増え、仕事の責任が重くのしかかるのが本社勤務が辛い理由の1つとなります。
・でも良い評価はもらえない
本社勤務では優秀な人が多いため、求められるレベルが高いのに評価がもらえません。基本的に大企業の人事評定は相対評価です。同じランクの人の中で優劣をつけることになります。
そのためあなたの仕事が大変になろうとも、それは関係なく、同じランクの中で実績を出している人がいい評価をもらえることになってしまいます。
僕も地方支店では
一番良い評価をもらっていましたが、
本社勤務では並の評価しかもらえず、
ボーナスが下がって絶望したことを覚えています。
・みな忙しくドライになる
本社勤務ではともかく人間関係がドライになります。
みなとても忙しくて、余計な業務をしたくないという思いと、隣にいるのが他の部署であることが平気であるので、セクショナリズムから「仲良くしない」という考えの人がたくさんいます。
・本社勤務はマジで裁量がない
本社勤務ではマジで裁量がありません。本社では決裁者がともかく多いです。仮にあなたが普通の担当だとすると、チームリーダー、課長、部長、本部長、社長といった形で1つのことを決めるのに多くの人の承認が必要となります。そしてこの承認がなかなかおりません。
・無限残業ブラック部署がたくさんある
そして本社には無限残業のブラック部署がたくさん存在しています。僕の前職の会社では深夜になってもフロアの電気が消えないことから「不夜城」と呼ばれていたほどです。
特に裁量労働という勤務形態が危なく、この勤務形態の人は残業がとても多い傾向にあります。
▼辛い本社勤務を耐えるには?
では辛い本社勤務を耐えるにはどうすればいいのでしょうか。ここでは僕が実践した本社勤務を耐えるコツについて解説していきます。
・本社勤務こそ遠慮せず報連相しまくれ
本社勤務ではともかく仕事のプレッシャーが大きいです。ただ、上司は常に忙しくしているので、なかなか相談することはできません。異動当初の人間関係ができていない時には、相談するのも遠慮してしまいます。しかし、本社勤務こそ報連相を細かくしないといけません。なぜなら、本社勤務でのミスは地方支店のミスの何倍も会社に影響を与えてしまうからです。
もし話す時間が取れないなら、
メールやチャットで良いので
細かく連絡するようにしよう!
・プライドを捨てて年下も頼りまくる
本社勤務で大切なのは「いかに早く慣れるか」です。
スピード感、仕事の進め方、作法など、地方支店では異なることが沢山あります。ただ、本社勤務ではこう言った情報ほどマニュアルにまとめられておらず、自分で情報収集して対応しないといけません。そういう時に年下でも良いから、頭を下げて教えてもらうようにしましょう。
・キーマンと飲みにいく機会を作る
上述した通り、本社勤務では地方支店と異なり、気軽に飲みに行くことはできないため、ホットラインを作るのが難しくなります。
そのため、キーマンと能動的に飲みに行く機会を作ることが大切です。具体的には自分のチームの後輩や先輩経由で各部署のキーマンと飲みにいく機会を作りましょう。
▼本社勤務が合わないなら転職しよう!
本社勤務はともかく大変です。そんな環境では潰れていく人も正直多くいます。本社勤務が合わないなら、潰れる前に迷わず転職しましょう!
大企業の社員は市場価値が高い
「よく大企業の社員はスキルがないから転職できない」という言葉を聞きませんか?しかし、実際にやってみると気づくのですが、驚くほどたくさんの求人を提案してもらえます。
僕は結果として大企業から大企業へ転職したのですが、転職先にいる中途社員は大企業からの転職がほとんどです。ベンチャーや中小企業出身の人はほとんどいません。つまり、大企業の社員は市場価値が高いということです。
騙されたと思って、一度転職エージェントに登録し自分の市場価値の高さを感じてみることをおすすめします。個人的におすすめのエージェントを紹介しておきます。
JACリクルートメントは人気Youtuberの両学長や
サラタメさんもおすすめのエージェント!
担当者のレベルも高いから、登録してみて損はないよ!
心身が壊れてしまうと人生を棒に振ることになるから
これまで述べてきた通り、本社勤務はかなりハードです。それ故に心身が病んでしまう人もたくさんいます。残酷な事実ですが、会社は守ってはくれません。自分の身は自分で守るしかないのです。
転職することで自分の価値が上がるから
転職未経験者の多くは、転職は逃げ、リスクなどネガティブなイメージを持っています。しかし、実際は違います。転職することで、年収が上がったり自分の市場価値を高めることができます。
moto氏の『WORK 価値ある人材こそ生き残る』にも書かれていましたが、これからの会社員はいかに経験を積み、自分のスキルを磨くかが大切です。転職は成長の機会になるのです。
転職はこれからもっと当たり前のことに
なっていくと思います。
転職したことがない方がリスクです。
▼【実体験】ぼくが大企業から転職してよかったこと
僕も30歳頃で実際に大企業から大企業へ転職をしました。実際に転職してみて感じたよかったことについて解説していこうと思います。
同期との出世争いを気にする必要がない
転職すると、同期との出世争いを気にする必要がなくなります。前職では、自分の同期が活躍する姿や出世する姿を見て、焦ることが多々ありましたが、転職するとそんなどうでもいいしがらみから逃れられます。余計なストレスを感じることも無いですし、変に自己肯定感を下げることもなくなり、メンタルが安定しました。
転職は意外と簡単にできることを学んだ
転職経験者ならわかることだと思いますが、転職活動をしてみると、自分が思う以上に沢山のオファーが来ますし、選択肢が沢山もらえます。
そして、いざ応募すると2か月ほどで内定が出ます。転職活動は実は超簡単なのです。この事実を知ったことで、1社にしがみつく必要がないことを学びました。
エージェントからの紹介求人を見るだけで、ワクワクします笑
「仕事が嫌なら最悪転職すればいい」と思えるようになった
もし今の上司や部署、業務が自分に合わない場合、前の僕は必死になって自分を合わせようとし、心をすり減らしていました。
しかし、転職という選択肢を知ることで「最悪転職すればいいや」と思えるようになりました。そうすることで日々の業務で上司の顔色や、周りの目を気にすることがなくなりました。
大事なのは今の場所から一歩踏み出してみる勇気です。そして具体的に行動に移すことだと思います。
▼まとめ
本社勤務は栄転のように見えますが、実際に栄転とするためには実績を残す必要があります。
ただ、本社は優秀な人材が集まっており、評価を得るのがなかなか難しいのが現実です。
そのため、本社で仕事をするためのコツをいち早く掴み実行することが、本社異動を栄転に変えるために大切なことなのです。
コメント