【決定版】Fラン卒は大企業で出世できるのか?Fランが大企業に入る方法と出世する方法を徹底解説。

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

学歴を重視するイメージのある大企業にもいわゆるFラン卒の社員は一定数存在します。

しかも僕の前職では管理職も務めており、年収1,000万〜1,200万ほどを稼いでいました。

この記事ではFラン卒が大企業に入る方法と、入った後の出世状況のリアルについて解説していこうと思います。

▼Fラン大とは?

Fラン大とは元々ボーダーフリー大学の略称で、不合格者数が少なく偏差値帯が算出できない大学の分類です。

簡単に言うと、名前を書けば誰でも入れるレベルの大学群やほとんどの人が合格できる偏差値の低い大学を指します。

▼大企業にFラン卒は存在するか?

では、学歴フィルターが厳しいイメージのある大企業の中にはFラン卒は本当に存在するのでしょうか。

・実態として毎年若干数存在する

結論から言うと、若干名ですが毎年存在しています。

大企業の学歴ボーダーラインだと、基本的にはMARCH未満卒の社員は学歴フィルターで切られるイメージがあると思います。

しかし、MARCH未満の社員も毎年2-3名新卒採用されてます。

僕の前職でも、約500名の同期がいましたが3名Fラン卒の同期が存在していました。

・しかも普通に働いている

ただ、入ったはいいものの「Fラン卒は大企業に入ってもついていけないのでは?」というイメージがあると思います。

しかし実態は特に他の同期から見劣りすることなく、普通に働いています。

なんなら僕の前職では営業職で早慶卒よりも優秀な同期も存在していたほどでした。職種にもよりますが、仕事に学歴は関係ないことを実感した経験でした。

▼Fラン卒が大企業に入る方法とは?

では僕のFラン卒はいかにして大企業に入ったのか。僕の同期と、後輩にもFランがいたので話を聞いてみました。

・学歴フィルターの弱い企業を探す

まず最初に学歴フィルターの弱い企業や業界を探すということです。

Fラン卒同期曰く、「基本的に学歴フィルターがない大企業は存在しない」ようです。

しかし、学歴の重視具合は業界や企業によって差があるとのことでした。

実際に僕の前職の新卒採用でも、面接の時はバイアスがかからないようにESの大学名が隠れていたり、自己紹介の際に大学名を学生が言うのを禁じられていました。

一方で金融業界やコンサル業界などは学歴フィルターが強い傾向があるため、Fラン卒の同期曰く、就職活動の対象からそもそも外すとのことでした。

そして業界を絞った上で、50社ほどESを提出するようです。そうすると、Fランでも5社ほどは次の選考に進めるということでした。

・インターンに参加しともかく結果を残す

ESを通過したら、「勉強はできないけど仕事はできそう」というイメージをいかに面接で植え付けるかが大切だそうです。

そのために学生時代にインターン、特に営業職のインターンに参加し、実績を上げておくことがコツということでした。

なぜなら、学歴で劣っている分、過去に何か再現性のある実績がないと選考で落とされてしまうからだそうです。

その中でも営業職を勧めるのは、企画職やマーケティング職と異なり、学歴があまり関係なく、体力と少しの工夫で実績をあげられるからということでした。

・業務に役立つ専門資格を取得しておく

これも「勉強はできないけど仕事はできそう」につながることですが、特にSEや技術職は業務に役立つ資格を取得しておくことも効果的とのことです。

高学歴でも専門的な資格取得をする人は限られており、資格を持っているだけで即戦力としてみてもらえる可能性があるようです。

特に現在日本全体でエンジニアが不足している状況となっているため、SE関連の資格を取得し、インターンで実績を残せれば大企業でも印象を残せる可能性が高くなるようです。

・ソルジャーとして採用されることを理解する

最後にFラン卒は面接の中で「勘違いしていない」ことを伝えていくことが大切とのことでした。

勘違いしていないとは具体的に言うと、Fラン卒なのに「企画、宣伝、マーケティングのような華やかな職種に就きたい」ということを言うべきでないということです。

つまり、採用されたとしてもソルジャー(生涯現場)となることを理解し、基本的には営業やSEといった皆が嫌うような職種でやっていきたいということを伝えるとのことでした。

そうすることで、体育会採用のようなバイタリティ枠で興味を持ってもらえて、採用される可能性が上がるということでした。

▼Fラン卒は大企業で出世できるか?

ではFラン卒は大企業に入ったあと、果たして出世ができるのでしょうか。僕の前職の経験を踏まえての実態について赤裸々に解説します。

・Fランでも部長までなら出世は可能

結論から言うと、大企業でも部長職レベルであれば学歴は関係なく出世は可能です。

大企業の部長レベルであれば約1,500万ほどの年収が狙えるので、ここまではFランでも昇格することができます。

それ以上の役員クラスになると、企業によっては学閥が重視され始めます。

特にいわゆる財閥系の企業では学歴が重視される傾向にあります。

大企業の出世については、下記の記事でまとめているのでよければ参考にしてください。

・狙うは営業として上り詰めること

Fランが出世するには営業として上り詰めることが個人的にはおすすめです。

実際に僕は前職で営業と企画の2つの職種を経験したのですが、企画職では早慶以上の高学歴の上司が多かった一方で、営業時代の上司はいずれもFラン卒ばかりでした。

そのため、Fラン卒で大企業に入って出世したければ、ともかく初期配属の営業で結果を残すことをおすすめします。

僕自身の経験でもそうですが、自分より高学歴の同期や先輩を営業実績で勝ち、黙らせるのはとても気持ちがよく、モチベーションが上がりました。

営業については下記の記事でまとめているので、よければ参考にしてみてください。

・Fラン卒の方が優秀な営業が多い

僕の経験から言うと、営業は数ある職種の中でも一番学歴が関係ない職種だと思います。

それは営業という職種自体のやり方が決まっておらず、十人十色のやり方があるからです。

また営業では商品知識や論理性よりも、「いかに取引先と良い関係を構築するか」が大切です。

こういった観点では、遊び心に長ける人の多いFラン卒の方が好かれる傾向にあります。

実際にFラン卒の僕の後輩は「学歴では勝てないから、誰よりも取引先と仲良くなる」という戦略のもと、休日だろうが深夜だろうが誘われた飲み会には全て参加していました。

また、取引先のお偉い方の誕生日には個別にプレゼントを買って渡すなどしていました。その結果、地方ながらエリアでNo.1を獲得していました。

このようにFラン卒の方が営業の才能を持っている人が多いと僕は思います。

Fランだからといって、恐れることなく営業で結果を残していってほしいです。

▼Fラン卒が大企業で出世する方法

では、Fラン卒が大企業で出世する具体的な方法を解説します。営業としてどのようなキャリアを積めば良いのかについて解説します。

・初期配属の土地で最強のソルジャーを目指す

大企業で採用されると、基本的にMARCH以下は初期配属で地方の営業として配属されます。

多くの同期社員は憧れの東京での社会人生活とのギャップで心砕かれることになります。

しかし、Fラン卒にとってはここがチャンスです。初期配属の土地で地道に努力を積み、営業としてのスキルを高めて周りと差をつけましょう。

正直、大企業の地方の営業は実績を出しやすい環境です。

なぜなら、みなモチベーションが低いからです。

大企業の地方支店は地方採用の人と総合職で構成されていますが、地方採用は総合職と同じ仕事をしながら給与が低いことに不満を持っています。また、総合職は「こんな地方に来たくなかった」と思っています。

そのため、ちょっとあなたが頑張ればすぐに目立つことができます。

しかも結果を残せば「あいつFランなのに頑張っているな」と良いイメージを植え付けることができ、上司の目に止まることができるのです。

・ソルジャー時代に学んだスキルを活かす

初期配属の営業で圧倒的な成功を収めたあとは、自分の営業としてのスキルや戦略、考え方といったノウハウを他の営業にも広げられる部署への異動を狙いましょう。

具体的には営業企画や営業推進といった部署への異動がおすすめです。

営業は学歴は関係なく、結局売れる人間が一番強く説得力があります。

営業達は机上の戦略ばかり話すマーケティングや経営系の部署に「自分では売れないくせに」「現場を知らないくせに」という不満を常に抱えています。

そのためFランだろうが、実際に誰よりも実績を残しているあなたのノウハウの方が、高学歴のマーケティングの部署の人間よりも聞き入られる傾向があります。

Fラン卒でもあなたのノウハウが周りの実績を押し上げることになれば、昇格のチャンスを掴むことができるでしょう。

僕のソルジャー時代の経験については、下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。

・「わからない」を武器にする

最後にFラン卒は高学歴と比べると、仕事の実行力は努力次第で勝てますが、商品知識の吸収や仮説設計などの理解力は低い傾向にあります。

そのため、仕事の説明を受けても「わからない」と思うことが多々あると思います。

しかし、この「わからない」というのが大きな武器になります。

なぜなら、部下を持つと、あなたよりも業務知識レベルの低い人たちに業務を教えることになります。

多くの場合、上司が部下に教えても伝わらないことは多く、「なぜ理解できないのかわからない」という理由で業務知識レベルの差が生まれます。

しかし「わからない」気持ちが理解できるあなたは、部下の立場に立ってわかりやすい説明をすることができるのです。

そうするとチーム全体の理解度が高くなり、組織として実績を残すことができ、あなたのマネジメント力が優れているという印象を残すことができるのです。

▼まとめ

結論、Fラン卒でも大企業に入ることは可能です。ただし、その門戸は狭いことを理解し、業界選択など戦略的に就職活動を進めることが大切です。

また、Fラン卒でも大企業で出世することは可能です。出世のルートは色々とありますが、その中でも営業職はFラン卒にとって相性の良い職種だと思います。営業で結果を残し、大企業で出世しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました