社内公募に落ちたらどうなる!?実体験から語る社内公募のリアル

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

特に大企業に勤める社会人の多くが「いつになったら希望の部署にいけるんだ。。」と一度は悩んだことがあるでしょう。僕も元々前職ではグローバルな仕事をしたくて入社したのに、入社から6年間は九州の配属でした。

「グローバルどころか田舎やんけ!」って話ですよね。とはいえ、「義務を果たしていない奴に権利は主張できない」と思い、九州で一生懸命に仕事をしていたのですが、なかなか異動できませんでした。そこでトライしたのが「社内公募」です。その社内公募、僕は見事に落ちたのですが、いきたい部署があるなら、みんな恐れず受けるべきだと思います。「落ちても怖くない」ということを紹介していきたいと思います!

▼社内公募とは?

社内公募制度とは、人材を求める部署が社内で募集をかけ、応募してきた社員の中から選抜するという異動制度です。よく「社内転職」なんて言われたりもしています。

主に人事部が主導となり、定期的に社内で募集を告知し、エントリーシートと面接などの選考を行います。僕の場合、書類選考の後に部長、課長レベルとの面接が一度あり、合否を判定されるという形式でした。

社内公募は定期異動となんら変わりはないのですが、「自分が希望したい部署に手を挙げていける」という意味では、自分のやりたいことを実現できる唯一の方法だと思います。まずは自分の会社に社内公募制度が存在しているのかをチェックしてみてくださいね!

▼社内公募に落ちることはある?

結論から言います。社内公募に落ちることはバリバリあります!実際に僕も社内公募を受けて面接で不合格となってしまいました。そもそも枠が少ない(1-2名ほど)ですし、人気の部署はみんな応募するので倍率がとても高くなります。

なので、社内公募に落ちたからといって「俺ってダメなんだ」って自分を責めすぎる必要はありません。むしろ夢に向かってトライした自分を褒めてあげましょう!

とはいえ、気になるのが「社内公募に落ちたってバレるの?」ということだと思います。そもそも応募しただけで、今の部署の人にはなんか気まずいですよね。しかも落ちたなんてなると、どう思われるか不安ですよね。

▼社内公募に落ちたらバレる?

結論から言うと、社内公募に落ちたことはバレません。そもそも受けることすらバレません。僕が受ける際に人事部に確認したところ、「今の部署の上司に連絡が行くのは合格した場合で、その時には人事異動が決まっている」ということでした。つまり、合格しない限りバレないということです。

これは、社内公募を秘匿とすることで今の部署での労働環境を守るためだと人事部の人は言っていました。異動したがっているという理由で、周りと人間関係が悪くなったり、嫌がらせを受けることを防止するためだそうです。

▼社内公募に落ちたことがバレるパターン

しかし、中には社内公募に落ちたことがバレるパターンが存在しています。

自分で周りにバラしてしまった

これはもうバレてしまったというか、「バラしてしまった」なのですが、自分が社内公募に落ちたことをネタとして話してしまう場合です。

ただ気をつけないといけないのは、上司との定期的なキャリア面談等の場で自分の志望度をアピールするために「社内公募を受けたのですが落ちてしまいました」と話してしまうことです。

上司は決していつも味方ではありません。あなたが優秀であればあるほど、異動されると困ります。なので、上司が信頼できない限りは誰にも漏らさないようにしましょう。

相談相手がバラしてしまった

社内公募にエントリーする際には、情報収集もかねて色んな人に相談したいですよね。しかし、その相手経由でバレるリスクも存在することを忘れてはいけません。

実際に僕も先輩2人と同期1人にエントリーシートを添削してもらっていましたが、かなり信頼できる人にしました。それに加えて「言わないでね」ということを事前に念押ししていました。

会社の中は誰と誰が繋がっているかわかりません。またあなたが優秀であればあるほど、妬みを持っている人はいます。相談するのは心から信頼できる相手だけにしましょう。

社内公募の書類やメールを見られてしまった

社内公募はエントリーの際にメールや書類の提出が必要となります。僕の場合、エントリー時にメールを送り、後日メールで送られてきたエントリーシートの雛形を埋めて送り返すという流れでした。併せて書類選考、面接の結果もメールで来るようになっています。

例えば書類を机に置いていたり、メール受信のプッシュ通知を見られてバレることがあります。特に最近はリモート打ち合わせで自分の画面を投影することがよくありますよね。なのでバレるリスクが高くなっていると思います。受信、送信履歴は削除したり、打ち合わせ中はプッシュ通知がこない設定にすることをおすすめします。

▼社内公募に落ちる原因

社内公募に落ちたことがバレないということが分かったところで、そもそも社内公募に落ちる原因とは何であるのか。主なケースは次の通りです。

枠が多くないから

上述した通り、社内公募は枠が多くありません。通過するのは若干名です。これは部署によって人材の偏りが発生するのを防ぐためです。また、1本部から1名しか異動させられない等の制約も設けられているようです。

また、そもそも社内公募にエントリーしてくる人というのは気合が違います。「もともとその部署を希望していた」「自分の実績に自信がある」という人しかエントリーしてきません。なのでかなりの倍率だと思った方がよいでしょう。

スキル・能力が足りなかったから

社内公募の求人票には、「求める人材像」「求めるスキル・経験」の様な欄があると思います。その要件をきちんと満たしていないと、高い倍率の中で合格を勝ち取ることはできません。

過去の募集要件を見て、必要な資格・スキル等があれば事前に取得しておきましょう。

実績・経験が足りなかったから

社内公募の際には自分のこれまでの実績・経験が見られます。当然面接でアピールすることが大切ですが、それ以上に大切なのが「人事評価」です。

例えば、Sをもらい続けている人とBを貰い続けている人ならどちらを採用したいですか?当然Sを貰い続けている人ですよね。どれだけ面接でいいことを言っても、よほどのことがない限りは評価には勝てません。まずは今いる部署できちんと評価をもらえるように実績を残すことが大切なのです。

面接がうまくいかなかった

面接がうまくいかなかったということはあると思います。特に今はリモート環境が整っている分、リモートでの面接になることも多いと思います。

僕の場合もリモートでの選考でした。その中で失敗したのが、次の3点です。

  • スマホでリモート面接に参加したこと
  • 照明が暗かったこと
  • 自分の話す姿を録画しておかなかったこと

リアルの面接とは違う点と限られた時間の中でアピールするには、印象はとても大切です。少しでも印象を良くするには、リモート面接に向けた対策が必要なのです。

強力なライバルの存在

そして最後にライバルの存在です。前提として、最終面接に残るのは「あなたと同じくらい良い評価をもらっている」「あなたと同じくらいその部署を熱望している」ことを前提としてください。

その中であなたが勝ち抜くためのアピールポイントはなんなのか。また、差別化ポイントとはなんなのかを考えておきましょう。特に求人票の「求める人材像」は穴が空くほど読みこんで作戦を練ってくださいね。

▼落ちた時にするべき対処方法

最後に社内公募に落ちた時の対処方法について解説していきます。本当にいきたい部署なら、一度落ちただけで諦めてはいけません!もう一度挑戦しましょう。

今の部署で実績を残し、評価をもらう

僕はこれが何より大切だと思います。今の部署で評価を得ているということは、「自分の与えられた場所で結果を出せる」「人間的に評価されている」ことの証明になります。

あなた自身も自信をもって面接に臨むことができますし、面接をする側もあなたに注目することになるでしょう。

自分のスキルを磨く

希望先の部署が求めるスキル、資格を満たせるように自分を磨きましょう。例えば、マーケティングの部署に行きたいなら、マーケティングに関する資格を自主的に取ることをおすすめします。

そうすると面接の時に、「本当に行きたくて、自分で勉強して〇〇の資格を取りました」と熱量をアピールすることができます。その資格の難易度より、行動力がアピールになります。

希望する部署の知識を付ける

希望する部署でどんな業務をしているのかの情報収集をしましょう。例えば、宣伝部にいきたいとします。その宣伝部の方向性がウェブ広告に力を入れること、また実際の制作は外部委託して行っていないとします。その中であなたが面接で「みんなに愛されるテレビCMを作りたいです」といったらどうでしょう。「ズレてる」と思いませんか?

採用する側は、自部署の業務と応募者のやりたいことがマッチしているかをとても気にしています。応募部署の業務内容と大きな方向性は事前に情報収集することを忘れないようにしましょう。

エントリーシートの修正と面接練習

書類選考で落ちたのか、面接で落ちたのかによりますが、改めて落ちた理由の分析をしましょう。

特に面接については、話す内容よりも印象が大切です。自分が与えたい印象を相手に与えることができたのか。話した内容を振り返りつつ、次の挑戦の際には自分の模擬面接の様子を動画撮影しましょう。

表情、話すスピード、話の長さ。録画してみるとわかるのですが、自分のイメージと異なる部分が多くあると思います。

転職活動をしてみる

僕自身がまさにそうでしたが、社内公募で整理した内容は転職活動にそのまま流用することができます。社内公募で行った、職務経歴・残してきた実績・自己分析などは転職活動に活かすことができます。

僕も転職エージェントに登録した時に、とりあえずで社内公募で整理した内容を送ったのですが「これでほぼ完成でOKです」と言われ衝撃でした。転職するかどうかは別として外の世界に目を向けることや、プロの目線での面接やESのアドバイスは社内公募にも活かすことができますので、おすすめです。

▼まとめ

自分の社内公募の経験を踏まえ解説してきましたが、結論としては「落ちることを恐れずに応募してみよう」ということです。

気をつけていれば、社内公募を受けたことも落ちることもバレることが無いですし、一度流れをつかんでおけば2回目以降の成功確率は高くなると思います。また、転職活動にも使えるというっことで一石二鳥です。ぜひトライしてみてください。

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