【悲報】MARCH卒は大企業に採用されたらソルジャー確定。勝ち抜くには最強ソルジャーになれ。

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

僕の学歴はいわゆるMARCH卒です。MARCH卒の僕は大学時代に一生懸命就職活動を行い、大企業に入社しました。「入社したら学歴なんて関係ない!」と思っていましたが、実態は異なり、僕はいわゆる地方ソルジャーになりました。

この記事では、MARCH卒が大企業でソルジャーになるという実体験と、MARCH卒が取るべき戦略について解説していこうと思います。

▼そもそもソルジャーとは?

ソルジャーとは、マネジメントを行う将校に対して、その管理を受ける下士官や兵士を指して呼ぶ言葉です。就活生の中では「最後まで平社員」という意味で使われています。

大企業では退職まで営業マンとして過ごす人をソルジャーと呼びます。いわゆる高学歴は出世要員で将来の幹部候補生なのに対し、 高学歴以外の社員はソルジャーであり、一生涯を平社員で過ごすという意味です。

▼なぜ大企業でMARCH卒はソルジャーになるのか?

ではなぜMARCH卒は大企業でソルジャーになるのでしょうか。それはそもそも採用時点で分けられているという実態があります。

・採用時点で出世コースの同期は存在している

まず、大企業ではその年の採用人数全体の中で大学群ごとに「この大学からこれくらい採用したい」という人数の割合がある程度決まっています。例えば、東京一工大10%、旧帝大10%、早慶上智30%というようなイメージです。

採用したい大学群には、その大学出身の若手社員がリクルーターとしてつき、採用フォローを行います。リクルーターで採用できる数は限られるので、それ以外の社員を通常の選考フローで採用していくのです。

つまり幹部候補生についてはリクルーター経由で採用ができており、この時点である程度出世コースは決まっているのです。

・早慶以上はリクルーターがつく

では、大企業ではどの大学にリクルーターがつくのでしょうか。リクルーターがつく大学群は下記の3つです。

  • 東京一工
  • 旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)
  • 早慶

大企業の新卒採用戦略としては、東京一工、旧帝大の国立で一定数採用を成功させ、埋められない人数枠を早慶で賄っていくイメージです。

はい、この時点でお分かりかと思いますが、MARCH卒にはリクルーターがつきません。なぜなら、MARCH以下はリクルーターをつけなくても通常先行で鬼ほど応募が来るからです。

・MARCHはそもそも採用のされ方がソルジャー

ここでわかっていただいた通り、MARCH卒はリクルーターなんかつきません。実際に僕も就活をしていて思ったのは、MARCH卒でそもそも大企業に入れる人が珍しいくらいです。

なのでMARCH卒は皆「ともかく大企業に入りたい!」と思っているので、採用側からすると超買い手市場になるのです。この買い手市場を這い上がってくるあたり、「おれ既にソルジャーやん」ということに気付きますよね。笑

▼【実体験】MARCH卒でソルジャーになった話

ではMARCH卒の僕が大企業に入った結果どうなったのか。ええ。ものの見事にソルジャーになりました。刀一本で縁もゆかりもない土地に打ち込まれました。

・同期はともかく早慶が多い

大企業に入社して早々感じたことは、「ええ大学多いやんけ…」ということでした。ともかく早慶卒が多い印象で、早慶は会社の中にもOB会があり、同期が先輩社員と早々に交流会をしていたのを覚えています。

ここで初めて自分の採用された企業にリクルーター採用があることを知り、「あれ、リクルーターとかあったんや…」とMARCH卒の僕はビビることになりました。

・僕は新卒配属でまさかの〇〇配属

そして入社して新卒研修を終え、いよいよ配属発表。同期の早慶卒の友人たちは企画やマーケティング、広報、人事のような花形の部署に配属されていきました。宣伝部希望だった僕も「おれも宣伝部に…」なんて思っていました。

でもそこはさすがソルジャーです!宣伝部どころか、大分の営業に配属されました。「おれ宣伝部行きたかったのに…営業だし…しかも大分てどこ…」配属発表された瞬間に頭が真っ白になったことを覚えています。地方配属については下記の記事で解説しているので良ければ参考にしてください。

・大分で友達が出来なすぎて、最強ソルジャーになった

僕は大分に縁もゆかりもありませんでした。なんなら地理を先行してこなかったMARCH卒の頭脳では、日本地図のどこに大分があるかわかりませんでした。

最初は友達作りに努力しましたが、そもそも大分には若者がいない。うん。その結果暇すぎて仕事しまくって、営業成績良すぎの最強ソルジャーになりました。笑

「MARCH魂で見返してやる!」って反骨心ならかっこいいのですが、マジで孤独で寂しくて笑仕事して先輩とか取引先と一緒に居れる時間が唯一の心の癒しでした笑毎日遅くまでサビ残して、休日も仕事のこと考えてた結果、えげつないスピードで成長していきました…。笑僕の地方ライフについては、下記の記事でまとめているので参考にしてください。

▼MARCH卒は大企業で出世できないのか?

では、MARCH卒は退職まで平社員で居続けるソルジャーなのでしょうか。答えはNOです。僕の過去の上司にはMARCH卒もMARCH以下卒もたくさんいました。

・結論、大企業でも部長レベルまでは学歴関係なし

結論から言うと、大企業では部長レベルまでは学歴はあまり関係ありません。役員以上になると、学閥や学歴が会社のイメージにも繋がるので関係ありますが、僕の経験上部長レベルまでは実力で成り上がれます。

過去1番驚いたのが、自分の課長が高卒だったことです。その人は高卒で現場の子会社に就職し、本体へ転籍し、課長になったとのことでした。もはやソルジャー超えて呂布です。大企業の出世については、下記の記事でまとめているので参考にしてください。

・でも事実なかなか出世しにくい

ただ、なかなかMARCH卒が出世しにくいのも事実です。というのも、「仕事に学歴なんて関係ない」といいつつも、高学歴はやっぱスペックが高いです。特にデータと論理については、明確な差を感じます。

そのため、なんとなく毎日を過ごしているようではダメで、戦略を立てて評価を勝ち取っていく必要があります。

・MARCH卒が出世しやすい職種とは?

僕の経験上、MARCH卒が出世しやすい職種は「営業」です。そもそもMARCH卒のソルジャー達が大企業に入社して配属されるのが、ほとんどの場合営業です。ここで結果を残せるかどうかが運命の分かれ道です。

なぜMARCH卒が営業で出世しやすいかというと、営業には学歴はあまり関係ないからです。「いかに取引先と仲良くなり、協力してもらうか」ここに尽きます。

MARCH卒はプライドが余りありません。というか、大企業ではMARCH卒は持てるプライドがありません。そのため呼ばれた飲み会は顔を出し、休日にゴルフをし、必死に自分の仕事を成功させようとします。この泥臭さが営業職にマッチしているのです。

▼MARCH卒が大企業に入ったら取るべき戦略

では、MARCH卒が大企業に入って成功するためにとるべき戦略とは何か。それについて解説してきます。

・MARCH卒は地方で友達は作らんでよし

まず、MARCH卒は地方配属になったら友達は作らんでいいです。友達の友達など「同じ地方配属になった」という上辺だけの友達は、不要です。そういう友達は長続きせず、地方にいる時に寂しさを埋めるだけのツールです。

そんな暇があるなら、先輩や取引先と飲んで仲良くなった方がよほど楽しいし、ためになります。仕事にも繋がるので、仕事も楽しくなります。

また、MARCH卒は自己研鑽の時間も大切です。休日など、同期が遊んでいる時間にTOEICや資格勉強をして、少しでも差を埋める努力をしましょう。

・MARCH卒は上司と仲良くなり数字と評価にこだわれ

MARCH卒はともかく数字と評価にこだわりを持つべきです。何も考えずにただ毎日与えられた業務をこなすだけでは、勝ち残れません。そのためには、与えられた数字に徹底的にこだわることが大切です。

また、数字を達成するだけでは上司から評価を得られません。なぜなら早慶卒より一歩前に出るには、実績プラスαの評価ポイントが必要だからです。そのため「上司が何を求めているのか」を常に把握する必要があります。

ランチに行ったり、飲みに行ったり、他の人より積極的にコミュニケーションを取り、常に上司が何を求めているのかを把握し、実績プラスαの評価点を取りましょう。

・最強ソルジャーになりMARCH卒こそ同期の中で最短で昇格しろ

大企業にはいくつか昇格タイミングがあります。僕も9年目で昇格タイミングがあったのですが、ここで最短で上がれたのは同期の内20%ほどでした。その後1年遅れで50%、その後30%という感じです。

「MARCHは最短昇格は無理だよね」と思われがちですが、MARCH卒こそ最短で昇格してください。最短で昇格することで、「MARCH卒のくせに仕事ができるやつ」という目を獲得できます。

その最短の方法が、初期配属の営業で徹底的に結果を出して「最強ソルジャー」の名を勝ち取ることです。誰よりも努力し、早慶卒以上にはできない泥臭さと努力で実績を積み上げましょう。

・MARCH卒なのに社内公募でトレンドの部署へ異動しろ

ではなぜ最強ソルジャーになる必要があるのか。それは、トレンドの部署に異動する切符を獲得するためです。トレンドの部署とは「今会社が最も力を入れている部署」です。

こういった部署は優秀な人が多く集まっており、評価も得やすい傾向にあります。また自身のキャリアにおいても「〇〇のプロジェクトを担当していた」という肩書きは大きな武器になります。

最強ソルジャーになることで、こういった部署への異動機会を得られたり、社内公募でトレンドの部署へ応募することができます。特に社内公募では過去の実績が非常に重要視されるので、最強ソルジャーになっておくと興味を持ってもらえます。社内公募については下記の記事でまとめているので参考にしてください。

▼まとめ

MARCH卒が大企業に採用されたら、「ソルジャーとして採用された」と思ってください。いきなり出世コースに乗っていることはありません。採用時点では学歴がブランドです。MARCH卒でいきなり出世コースに乗りたいなら中小企業にいくのが良いでしょう。

そしてMARCH卒こそ、早慶卒にはできない泥臭さや努力で勝負しましょう。そしてその勝負の仕方は営業で非常に相性が良いのです。ここで最強ソルジャーになり、30代以降の出世レースで優位に勝負を運べるようにしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました