全国転勤のある企業への就職はやめとけ!大企業での全国転勤が当たり前じゃなくなる?

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

大企業の宿命、それは「全国転勤」です。いい企業に勤め、いい給料をもらうにはこの全国転勤は避けられないものでした。しかし、この常識が変わろうとしています。現在、就職活動や転職活動をしている人に伝えたい。「全国転勤のある企業への就職はやめとけ」。

この記事ではバリバリの全国転勤ありの企業で9年間働いた、僕の実体験を基に全国転勤が辛い理由を紹介していきます。

▼全国転勤の企業は時代遅れ?

まずお伝えしたいのは、これからの時代、全国転勤は宿命ではなくなるということです。コロナ禍でリモートワークが進み、居住地が自由になる会社が出てきています。その際たる例が、ヤフーやNTTです。この2社はいわゆる大企業ですが、全国転勤をなくす働き方へシフトしています。コロナ禍でリモートワークが中心になったことで、全国転勤が宿命ではなくなったのです。

一方で楽天のように、コロナが落ち着いたことで出社を義務付ける企業も出てきています。つまり、リモートを進める企業とそうでない企業が出てきているのです。このような企業は全国転勤が残り続けることとなるでしょう。

▼全国転勤が必要な理由

では、そもそも全国転勤が必要な理由とは何なのでしょうか。3つの理由を紹介します。

①各地域に支店が必要なため

大企業であると、各地域に取引先が存在しているため支店の存在が必要となります。一定数各支店に人員を配置し、顧客対応をしているという点があります。

②ジョブローテーションによるキャリア形成のため

大企業だと、ジョブローテーションが存在しています。一定期間で業務内容を変え、キャリア形成を行うという施策ですが、当然これがきっかけで地方に行くことになる人も出てきます。

③癒着防止のため

銀行など金融業界に多いのですが、取引先と癒着を防止するために定期的な異動を設定しているという理由も存在します。

▼全国転勤が辛い7つの理由

では、具体的に全国転勤が辛い理由とは何なのでしょうか。僕が「全国転勤はやめとけ」と思う7つの理由について解説していきます。

①転勤の都度人間関係がリセットされる

全国転勤があると、転勤の都度人間関係がリセットされてしまいます。僕も転勤の都度辛かったのは、既にできているコミュニティの中に単身で乗り込み、人間関係を構築することでした。これは相当なエネルギーが必要ですし、慣れるまですごくストレスでした。

また、仕事は1人ではできません。今まで気軽にお願いできていた内容でも、人間関係が出来ていない相手に依頼するのとてもストレスです。

②どこに飛ばされるかわからない

全国転勤はどこに飛ばされるかわかりません。実際に僕の前職の先輩は、5年間で東京→福岡→旭川→石川の転勤をしていました。その人の経験上、雪がひどい地域は生活していて非常にストレスで、中には病んでしまう人も出てしまうとのことでした。。

また、この「どこに飛ばされるかわからない」状況が退職まで続くのが全国転勤のある企業です。つまり安住できる日が退職まで来ないと言うことです。

③定期的に引越しをする必要がある

全国転勤のある企業は、異動の時期が大体決まっています。多くの場合2-3年で異動の時期が来るのですが、それはつまり2-3年に1度引っ越しをしないといけないと言うことです。

そしてこの引っ越しの準備がとても大変なんです。。というのも、異動が告げられるのは3週間ほど前。そこから異動までの間に、「家探し・引き継ぎ・挨拶・送別会」の怒涛の日々が続きます。その中で時間を見つけ、荷物を段ボールに詰めていく作業は本当に心身ともにボロボロになります。

④マイホームが買えない

僕の前職でよく上司が嘆いていたのが、「マイホームを買うタイミングがない」ということです。いつ、どこに行くかわからないため、なかなかマイホームを買うタイミングが難しいということでした。

ちなみに仙台配属となっていた僕の同期は、仙台にマンションを購入したのですが、引き渡しの1週間後に東京への異動が決まったとのことで、予期せず投資用マンションになったと話していました。。

⑤大切な人に会いにくくなる

全国転勤だと大切な人に会いにくくなるというのもあります。親や友達、家族と物理的な距離が離れれば会いにくくなってしまいます。個人的に顕著だったのが結婚式への参加です。

僕は九州に配属されていたのですが、結婚式に参加するための飛行機代や宿泊代はバカにならず、当時お金もなかったので招待されても、なかなか参加することができませんでした。一生に一度の機会に立ち会えなかったのは、今でも残念だったなと感じてしまいます。

⑥単身赴任しないといけない

僕の上司や先輩が悩んでいたのが、「単身赴任しないといけない」ということです。実際に、僕の地方配属時代の周りの既婚者はほとんどが単身赴任していました。子供の成長を目の前で見守ることができなかったり、奥さんと一緒の時間を過ごすことが出来ないということはとても寂しいことですよね。

いくら仕事で成果を上げて、良いお金を稼いでも、プライベートが充実していないと人生の充実にはつながりません。

⑦総じて人生設計が難しい

ここまで記載した内容を見てわかる通り、全国転勤のある企業と言うのは総じて「人生設計が難しい」という点があります。いつどこに異動を命じられるかわかりません。

それ故にマイホームの購入、子供を作るタイミング、パートナーの仕事の決定に影響を与えてしまいます。自分の人生設計を自分でコントロール出来ないというのは、とても大きなことだと思います。

▼全国転勤がある企業への就職はやめとけ

ここまで全国転勤のデメリットを見ていただくとわかる通り、僕が伝えたいのは「全国転勤のある企業への就職はやめとけ」ということです。

若いうちならいいです。でも、将来的に結婚を考えている場合、パートナーや子供にも影響を及ぼしてしまいます。もしいまあなたが全国転勤がある企業に勤めているなら、転職活動を始めることをおすすめします。

なぜなら冒頭で述べた通り、これからの時代は全国転勤が時代遅れになるためです。5年後、10年後にリモート中心になる企業と、従来の全国転勤あり型の企業と2つに分かれるでしょう。転職活動は「若いほど有利」です。これからの人生において今日が一番若い日なので、ぜひすぐに転職活動を始めるべきだと思います。

▼まとめ

これからの時代、全国転勤はどんどん減っていくと思います。一方で旧態依然として従来の働き方が続く企業も一定数残り続けるでしょう。あなたが勤める企業はどちらでしょうか。

転職するかどうかは別として、転職活動をすると大企業でもリモート中心の企業が沢山あることに気づきます。まずは自分の選択肢を知り、自分の成し遂げたい人生設計に落とし込んでいくことをおすすめします。

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