「社会人は時間がない」を解決する

キャリア

こんにちは、シャチホコです。

社会人は、時間がない。朝から晩まで仕事をし、帰り道に上司や同期との飲み会に付き合い、一人暮らしの場合は帰ったら家事をしないといけない。また、特に金融業界に勤める人は、休日も資格試験勉強やTOEICなどに時間を奪われているだろう。

しかし、一方で世間には平日仕事をしながら、自分のやりたいことをやっている人間も存在する。それは、世界中を旅行しながら仕事をしていたり、南の島でバカンスしながら仕事をしている人を指している訳ではない。周りに「この人プライベートが充実しているな」と思う人は存在しないだろうか。

そんな人たちと君との差は、「時間の使い方」にある。この記事では、そんな万人に決められた24時間の使い方を工夫し、自分のやりたいことができる時間を生み出す方法を解説する。

時間術を制するものが人生を制する

上述した通り、人生を謳歌している人とそうでない人の差は、「時間の使い方」にある。なぜなら、人生とは言い換えるなら膨大な時間の集合体だからだ。そしてその時間をどの様に使うかによって、人生は変わる。

時間術を学ぶことで、自由な時間を作り出し、君のやりたいことを達成できる人生にしてほしい。結論から言うと、「爆速で仕事を終わらせ、自分の時間を生み出せ」ということである。つまりは、「生産性をあげろ」ということである。

「生産性を上げろ」ということを口で言うのはとても簡単だ。君は、時間には適性があるということを知っているだろうか。簡単に言うと、朝これをやるべきで、昼これをやるべきでという様に時間に合わせてすべきタスクの適性がある。この記事では、樺沢紫苑著『神・時間術』を参考にその時間術について解説をしていこう。

社会人の時間術の原則

社会人の時間術の原則は、下記の2つがポイントとなる。

  • 集中力を中心に時間を考えろ
  • 集中力をリセットして時間を生み出せ

まずはそれぞれについて解説していこう。

集中力を中心に時間を考えろ

結論から言う。「ゴールデンタイムに集中力を必要とする業務をこなせ」ということである。

ゴールデンタイムとは、朝起きてから2~3時間の間に訪れる、1日の中で最も脳のパフォーマンスが高くなる時間のことを指す。この時間に集中力を必要とする作業をするのだ。タスクには、集中力が必要となる作業と必要でない作業が存在する。主なもの下記の通りである。

集中力が必要なタスク

  • 文書の作成
  • プレゼン資料の作成
  • 英語の資料を読む
  • 英文を書く
  • 決算書等の重要な書類

集中力が必要でないタスク

  • メールのチェック
  • 電話対応
  • コピーを取る
  • 資料を読む
  • 会議、打ち合わせ

このゴールデンタイムを、集中力が必要なタスクを行う時間に割くべきだ。僕もこの時間術を学ぶまではそうであったが、朝一はメールをチェックしがちである。当日のタスク棚卸しをするにあたり、前日の退社後のメールをチェックしてしまうからだ。これは集中力の観点から言えば勿体なさ過ぎるのである。

ただ、どのタイミングで集中力が必要なタスクをこなすかで、1日の仕事量(アウトプット量)は大きく変わってくる。樺沢氏は、著書の中で「午前中の時間価値は夜の時間価値の4倍」と述べている。それほど脳の働きが変わるのだ。

集中力の必要な仕事は午前中に行い、集中力が不要な仕事は午後に行う。まずはこの習慣を徹底してほしい。

集中力をリセットして時間を生み出せ

結論から言う。「脳が疲れたら有酸素運動をし、第二のゴールデンタイムを生み出せ」ということであある。

人間の脳は、ゴールデンタイムを過ぎると徐々に疲れ、パフォーマンスが低下する。そのタイミングで、一度仕事を離れ60~90分の有酸素運動を実施してほしい。そうすると、脳からドーパミンが分泌され、集中力をリセットすることが可能となる。つまり、第二のゴールデンタイムを生み出すことができるのだ。

実際に僕も12時~13時の時間をランチに割くのではなく、ランニングを行う様にした。その結果、午後も脳のパフォーマンスが上がり、アウトプット量が劇的に増加したのである。

集中力のない状態で作業時間をいたずらに伸ばしても全く意味はない。脳はパフォーマンス次第で、集中力がない時に行う作業の4時間分を30分でできてしまう。これが脳の仕組みなのである。

朝のゴールデンタイムと午後の第二のゴールデンタイムを上手く活用すれば、これまでの2倍のアウトプットは余裕で出る様になる。

朝の時間の過ごし方

ここまでで、時間術の原則について解説してきた。ここからは、朝、昼、晩にそれぞれどの様な時間の活用法が最適なのかを解説していく。

2時間早く起きろ

結論から言う。2時間早く起きてゴールデンタイムを確保しろ。

ゴールデンタイムは、通常の社会人にとっては通勤時間や出社準備時間となっていることが多い。例えば、7時に起きて朝食を済ませ、8時に家を出て9時に会社に到着する。この時点で、残されたゴールデンタイムは1時間なのだ。しかも、朝から打ち合わせなどの予定を入れられたら、ゴールデンタイムは完全に消滅する。

だからこそ、僕は朝2時間早く起きてカフェや自宅でゴールデンタイムを過ごすことをおすすめする。朝のカフェは、ゴールデンタイムを意識した視座の高い社会人が必死に勉強をしている。その環境に身を置くことで、自分自身のモチベーションにもつながる。

朝の2時間は社会人にとって最高の自己投資時間なのである。

朝が苦手な人向けの対策

朝が苦手な人は、5分間熱めのシャワーか朝日を浴びることを試してほしい。

朝起きた直後は副交感神経が働いており、脳がぼーっとした状態となっている。そこで5分間のシャワーを浴びたり、朝日を浴びることで活力を与えるセロトニンという物質が分泌され、脳が起きるのだ。

まだ咀嚼やリズム運動もセロトニン分泌には効果的であるため、朝日を浴びながら10分ほど散歩するのは脳を起こすには非常に良い行動となる。

僕も朝が苦手なタイプだ。そのため、朝起きたら歯磨き、洗顔を終え、白湯を飲み、外に出て日光を浴びながら10分間ほど散歩をする様にしている。これを習慣化してからは、ゴールデンタイムでも眠くなることは一切ない。

昼の時間の過ごし方

朝のゴールデンタイムを過ぎ、昼になると脳のパフォーマンスは低下する。そこで、社会人は昼休みの過ごし方がとても大切になってくるのだ。

昼休みに脳の疲れを回復して、午後からの生産性向上に繋げるのだ。

昼寝をする

昼寝は脳の疲労回復にかなり有効な手段だ。実際にGoogleでは業務時間内に昼寝の時間を設けているほどだ。昼寝に最適な時間と言われているのは、20~30分である。自席でランチを済ませることが多い人は、ランチ後に自席で伏せて昼寝をしてみると良いだろう。

また、「起きれるか不安」という人には、コーヒーナップをおすすめする。寝る20~30分前にカフェインを摂り、眠りに着く方法だ。ちょうど起きる20~30分後にカフェインの効果が出始めるため、スッキリと目覚めることができるのである。

外出ランチをする

昼寝をするのが難しい人には、外出ランチをおすすめしたい。脳の疲労回復には、日光浴、リズム運動、咀嚼が効果的であることは上述した通りである。外出ランチはこの3つを同時に実現することが可能なのだ。

外の空気を吸うことで、気分転換にもなるため、おすすめの手法だ。

夜の時間の過ごし方

夜になればなるほど、脳の疲労は蓄積する。気付いたら、だらだらと深夜残業をしていたなんて経験はないだろうか。

夜の時間の過ごし方のポイントは、運動とリラックスタイムである。それぞれについて解説していこう。

第二のゴールデンタイムを手に入れる

冒頭に記載した通り、脳のは疲労する。その時に適度に運動して60~90分の有酸素運動を取り入れ、脳をリフレッシュしてほしい。

ここでのポイントは、「疲れ過ぎてはダメ」ということである。ここで運動する目的は、エクササイズではなく、あくまで脳の機能の回復にある。疲れ過ぎると、脳のパフォーマンスが逆に低下してしまうのだ。

ここでいう適度な運動の量は、個人差がある。日によって、運動する時間に差を設けて一番脳のパフォーマンスが向上するのは、どれくらいの長さで運動した時なのかを研究してみよう。

リラックスタイムを設ける

朝のゴールデンタイムを活用し、生産性を向上させることの大切さはここまでで書いてきた通りだ。朝のゴールデンタイムを有効活用するには、前日の睡眠でしっかりと回復する必要がある。個人差はあるが、理想の睡眠時間は7~8時間だと言われている。

ぐっすりと眠るためには、睡眠2時間前の過ごし方が非常に大切になる。スムーズに睡眠に入れる様に、すべきこととすべきでないことを理解してほしい。

睡眠2時間前にすべきこと

  • 音楽やアロマ等視覚を使わないものを楽しむ
  • 家族と会話する
  • ペットと遊ぶ
  • ストレッチなどの軽い運動
  • 熱すぎない温度での入浴
  • 読書

睡眠2時間前にすべきでないこと

  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 熱い風呂に入浴
  • ゲームやスマホといった視覚を使った娯楽

特に伝えたいのは、ブルーライトが発されるスマホやPCの利用は絶対に避けてほしいということだ。もしどうしても使わないといけない場合は、ナイトモードの機能をうまく活用して、影響を最小限にすることを意識してほしい。

まとめ

今回は、時間の概念の中に集中という軸を設けて、最適な時間術を開設してきた。明日からすぐに全部実行することは大変だと思う。だから、一つずつでいいから行動に移してほしい。

実際に僕も、23時に寝て6時に起きる生活を行う様になってから、パフォーマンスが上がった。資料作成スピードや、日々のタスク消化量が圧倒的に増えたのだ。慣れるまでは大変なのだが、1週間も続ければ習慣になる。それをしないと気持ち悪い環境になる。

世界的に成功を収めている企業家の多くは、4時半や5時に起きている場合が非常に多い。それは、ゴールデンタイムを有効活用し、膨大なタスクを消化しているからこそだ。

朝早く起きようと思うと、当然夜早く眠らないといけない。夜早く眠ろうと思うと、余計な飲み会やいたずらに残業することがなくなる。時間の制限という圧力があるだけで、人のタスク消化速度は上がる。ゴールデンタイムの効果をぜひ体感してほしい。

君の成功を心から祈っている。

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