【実体験】営業で「飲み会いきたくない」は営業失格?営業になった時の飲み会の付き合い方 

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

僕は入社から6年間、地方で営業をしていたのですが、営業の中で大変なことの1つが「飲み会が多い」ということでした。営業は社外との接点が多いので、どうしても飲みの場が増えるのは仕方がないのですが、できればいきたくないですよね。

この記事では飲み会にいきたくなかった僕がどのように、飲み会と付き合ってきたのかについて解説していこうと思います。営業の他のつらさについては、下記の記事でまとめているので、よければ参考にしてみてください。

▼「飲み会にいきたくない」は営業失格!?

僕は飲み会自体は決して嫌いではありません。同僚や取引先と仲良くなることで、仕事が進めやすくなったり、普段聞けないような話を聞くことで学びになることも沢山あります。但し、時間やお金とトレードオフになるので、目的のない飲み会にはいきたくないですよね。

そもそも営業には「飲み会も仕事の一部だぞ」というような風潮があります。確かに取引先と会社間での懇親を深めるという意味では、合っていると思いますが、決して全部参加する必要はないと僕は思います。

▼営業の飲み会の種類

では、そもそも営業にはどのような飲み会があるのでしょうか。まずは飲み会の種類について解説していきます。

飲み会の種類1:同僚との懇親会

まずは同僚との懇親会です。不定期で行われることも多く、いわゆる「今日飲みに行こうか」という種類の懇親会です。同期や後輩ならともかく、先輩や上司から誘われるとなかなか断りにくいですよね。

飲み会の種類2:歓送迎会などの公式な懇親会

会社では定期的に公式な懇親会というものがあります。主に異動や退職に関わるもので、歓送迎会や決起会と言われたりします。これは公式の行事なので、普段参加できないようなお子さんがいる女性なども参加します。

飲み会の種類3:取引先との懇親会

取引先との懇親会は、取引先の担当者が異動する際や、忘年会や新年会などが契機となって行われることが多いです。取引先との懇親会については「接待される場合」と「接待する場合」があるのですが、接待する場合だと、店選びや席次、手土産など事前の準備をかなり事細かくする必要があり、はっきり言って大変です。

普段接することのない取引先の重役と、自社の責任者を会わせるとなるとなかなかの地獄で、事前に相手の出席者の趣味や特技、NGワードなどプロフィール帳みたいなものを作らされます。結婚の顔合わせの挨拶ばりの根回しと準備が必要になるのです。

飲み会の種類4:経営層との懇親会

最後に社長や役員など経営層との懇親会です。僕が地方勤務だった時によくあったのですが、経営層が出張し、泊まりの際に懇親会が開催されます。「良い機会だから」という謎の理由で若手が駆り出され、飲み物や食べ物の注文など下働きをさせられまくります。

ずっと正座して自分の担当の卓の人がグラスが空いていないかとか、料理を取り分けたりしないといけないので、ほとんど飲食できません。。これでお金を払わないといけなくなると、マジで地獄です笑

▼【実体験】恐怖!飲み会の魔力

僕は元々お酒が好きだったこと、そして地方配属で孤独に苦しんでいたため、飲み会に行くこと自体にそこまで抵抗はありませんでした。しかし、飲み会には魔物が住んでいることに社会人4年目で気づきました。

実体験:誘われればともかく顔を出した

若手社員のうちは、自分から飲み会を企画することはなかったのですが、誘われれば可能な限り出席するようにしました。なるべく早く先輩や上司に顔を覚えて欲しかったのと、相手の人間性を知りたいと思ったからです。

しかし、これが誤りで社会人2年目くらいの時には、「誘えば来るキャラ」が定着しました。仕事を終えて家に帰った後に呼び出しを食らったり、二次会から呼ばれることもよくありました。本当は行きたくなかったのですが、完全に「誘えば来るキャラ」が定着していたせいで断りづらくなってしまいました。でも「これも下積みだ!」と思い、頑張って出席していました。

実体験:気づいたら金も時間もなくなった

そして社会人4年目になり、ボーナスをもらった時にあることに気づきました。「貯金が全然ないやんけ!」ということでした。でもこの時僕がバカだったのは、何にお金を使っているのかすぐに分からなかったことです。

その日から家計簿をつけ始めてわかったことは、「飲み会に金使いすぎ!」ということです。なんと1月に16万も飲み会に使っていたのです!そりゃあお金は貯まるわけがない。。そしてもう1つ気づいたのは、趣味だったはずのジムやランニングが全くできていませんでした。時間も金も飲み会という魔物に吸い込まれてったのです。

▼営業の飲み会にいきたくない理由 

改めて、僕の経験や僕の営業時代の同期が話していた、飲み会にいきたくない理由をまとめると下記の通りです。

理由1:お金がかかる

1つ目はお金がかかるという点です。飲み会の一次会で大体5,000~6,000円、二次会で3,000円となると1回で1万円近くのお金が飛ぶことになります。平日2回、休日1回の週3回飲みにいくだけで月に10万以上のお金が飛ぶことになります。

年間で言うと120万円、120万あれば海外旅行に何回行けるのでしょうか。そもそも120万かけてまで会社の人と懇親を深めたいかといえば、絶対にNOですよね。

理由2:時間がもったいない

2つ目は時間がもったいないという点です。一次会で2~3時間、二次会で2時間とすると、5時間/回が飲み会に取られます。それが月に10回あれば50時間の時間を消費することになります。

社会人はただでさえ忙しいです。50時間あれば何ができるのでしょうか。ジム、資格勉強、読書といった自己投資にも十分すぎるほどに時間が割けます。趣味の時間がなくなるという意味でも時間がもったいないですよね。

理由3:健康によくない

3つ目は健康によくないという点です。お酒は飲みすぎると太るし、内臓にも負担がかかります。また居酒屋で出るような食事は揚げ物など脂質が多いものが多く、身体によくありません。

僕自身の経験で言えば、20代前半で会社の健康診断で「肝臓に問題あり」という結果が出て、絶望したことがありました。

理由4:翌日の仕事に支障が出る

4つ目は仕事にも支障が出る点です。飲み会は遅くまでお酒を飲んでいることになります。お酒の飲み過ぎは睡眠の質を下げますし、夜遊びすると当然翌朝起きれなくなってしまいます。

仕事のために行った飲み会で翌日の仕事に支障が出ているようでは、目も当てられません。仕事で結果を残したいなら、飲み会はほどほどにした方がいいのでしょう。

理由5:飲み会のノリが嫌い

5つ目は飲み会のノリが嫌いという点です。飲み会は「ハメを外す」という言葉があるように、開放的になり、普段言えないようなことも言ってしまいます。特に若手イジリはネタにされがちで、それで嫌な思いをしている人もいます。

お金も時間も失って、嫌な思いをしないといけないなんてそんなこの世の終わりみたいな話ないですよね。

▼営業の飲み会はいかなくてもいいのか?

では、極論営業の飲み会はいかなくてもいいのか。答えはNOだと思います。但し、全部に行く必要はないですし、目的がある飲み会は行くべきなんだと思います。ここでは僕が実際に決めていたルールを紹介します。

ルール1:歓送迎会は参加するように

まずは公式な飲み会、いわゆる歓送迎会や忘年会や新年会には出席するようにしていました。理由は、公式な飲み会に参加しないと会社内で浮いてしまう可能性があると思ったからです。

仕事でストレスを感じる一番の原因は人間関係です。その人間関係を円滑する上でも公式な飲み会には参加するようにするのがおすすめです。

ルール2:公式の飲み会の企画は自分で行う

そしてその公式な飲み会について、店選びや企画を率先してやることをおすすめします。確かに面倒くさいのですが、1回の飲み会でやってる感が出て、普段飲み会に来なくても支障がなくなります。

具体的には送別会の花や色紙の手配、上司への乾杯の挨拶のお願いなどをやることで、「えらい若手感」が創出できます笑

ルール3:一次会で帰るキャラになる

懇親会の際には一次会でスパッと帰ることも大切です。二次会に行くと、三次会まで付き合わされる可能性もあります。いつも一次会で帰る「一次会で帰るキャラ」を定着させることが大切なのです。

僕はいつも一次会で帰る女性陣を駅まで送って行く係を定着させ、さらっと一次会で帰るキャラを定着させました。定着すると激しく誘われることもなくなり、断るのに申し訳ない思いをするのもなくなるのでおすすめです。

ルール4:目的のない飲み会には参加しない

そして、目的のない飲み会には参加しないようにすることです。目的のない飲み会とは、突発的な飲み会であったり、何度も同じメンバーと行く飲み会のことです。

このような目的のない飲み会が「お金や時間を奪う一番の原因」となるのです。これを減らすだけでもかなり生活リズムが変わりますよ。

▼営業の飲み会を断る方法

「目的のない飲み会には参加しない」と言いましたが、先輩や上司からの誘いを断るのは大変ですよね。。僕も最初はかなり苦戦しました。ここでは飲み会を断る理由について解説していきます。

飲み会を断る方法1:家族との予定があるという

家族と予定があると言うと、プライベートで予定があると違う印象になるので断りやすくなります。「プライベートで予定がある」という言い方だと、どうしても個人的にやりたいことをやるという印象が持たれます。

一方で家族と予定があると言うと、家庭の事情のように聞こえて断りやすいです。もし地方で一人暮らしの場合には「こっちに住んでいる親戚と食事に行く」というような理由でもいいかもしれません。

飲み会を断る方法2:体調が優れないという

体調が優れないというのもいい理由です。僕はよく「昨日から微熱で」と言っていました。微熱といえば、「微熱なのに仕事にきて偉い」と思われますし、無理に誘って悪化させるわけにも行かないでしょう。

ただ、現在のようなコロナ禍の状況では余計な心配をかけるかもしれませんので、うまく使うようにしてください。

飲み会を断る方法3:断る代わりにランチに誘う

断る代わりに合わせてランチに誘うという方法もおすすめです。断ると同時に代替案(ランチ)を提示することで、「あなたと本当は懇親を深めたかった」という思いを伝えることができるからです。

ランチであれば業務時間の範囲内ですし、1時間と時間も決まっているので効率的に懇親を深めることができるのでオススメですよ。

飲み会を断る方法4:仕事とお金は断る理由としてはダメ

最後にダメな例も紹介します。それは「仕事が立て込んでいるので…」という理由と「お金がないので…」という理由です。

仕事については、「俺はお前より忙しいから大丈夫」と言われしまいますし、お金については「若いうちに遊んどけ!」と言われて丸めこまれます。大抵の場合、この理由では逃げることができないので要注意です。

▼まとめ

飲み会はうまく付き合えば、同僚や取引先との懇親を深める良い機会になり、仕事がしやすくなります。一方でお金と時間というあなたの有限な資産を消費することも忘れてはいけません。

少しドライな言い方かもしれませんが、飲み会に参加する時にはあなたの資産を消費してでも得られるものがあるかを考えると良いと思います。そうすることで、本当に必要な飲み会とそうでない飲み会の選別ができるようになるのです。

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