面接で緊張しないための5つのコツ

テクニック

こんにちは。シャチホコです。

書類選考を通過し、いよいよ面接当日を控え、「緊張しないかな」と心配している人は多いのではないだろうか。僕の下にもよく「緊張しない方法を教えてください」と言う質問をもらう。結論から言う、面接は緊張する。その日に向けて、仕事の合間を縫って一生懸命に準備をしてきた訳だ。緊張しない方がおかしいのである。

ただ、緊張はコントロールできる。正しい準備をすることや、客観的に自分を見て緊張をコントロールすることは可能なのだ。ここでは、面接で緊張しないための5つのコツを解説していく。営業の商談などでも使えるテクニックなので、ぜひ参考にしてみてほしい。

前提:転職活動の面接はなぜ緊張するのか?

転職活動の面接において緊張するのは、新卒の面接と比較し、経験する場数が圧倒的に少ないからだ。一般的に転職活動の方が、書類の通過率や内定の獲得率も低くなる。理由は明白で、実際に求人票を見てみるとわかるが、採用人数は数名であることが多い。

また、転職活動においては基本的に現職をしながら応募先の書類作成や面接の準備を行うことになる。転職活動においては、同時平行で進める選考は多くて3つほどだと考えてほしい。このように、面接の場数が圧倒的に少ないのが、転職活動の特徴なのである。

緊張は悪いものか?

結論から言う。適度な緊張はパフォーマンスを向上させ、過剰な緊張はパフォーマンスを低下させる。脳科学者の樺沢紫苑氏も著書『いい緊張は能力を2倍にする』の中で述べているが、適度な緊張というものは脳と身体のパフォーマンスを向上させる。

簡単に言うと、緊張というのは脳の危険信号から生まれる。外敵から身を守るために、戦闘体制に入るのだ。緊張すると、心臓が脈打つのが早くなるのを感じるだろう。あれは、心臓からいち早く血液を全身に循環させ、素早く動ける状態を作り出せる様に脳が指示をしているのだ。また、同じ様に脳も活性化し、頭の回転も早くなる。このように、適度な緊張はパフォーマンスを向上させるのだ。

一方で、よく頭が真っ白になったという表現をしたりするが、過剰な緊張はパフォーマンスを著しく低下させる。そのため、適度な緊張度合いとなる様に、緊張をコントロールする感覚が必要なのだ。

緊張しないためのコツ1:「伝えたい」という頭に切り替える

面接中には、どうしても面接官の表情や反応が気になる。笑顔やうなずきが多ければ安心するし、反応が悪ければ焦る。そうなってしまう背景には、面接官に「好印象をもってもらいたい」という思いがあるからだ。

しかし、面接において大切なのは、自分の考えを正確に面接官に伝えることだ。自分の考えを面接官に正確に伝えた上で、もし落選した場合は、それはマッチングできなかったということである。仕方ないのだ。

上記を踏まえると面接で、自分の考えを相手に伝えることだけに注力してほしい。基本的な清潔感や態度は当然大切になるが、必要以上の敬語や同調はいらない。それよりも熱量を持って、相手に自分の考えを伝えることに集中するのだ。「好印象を持たれたい」から「伝えたい」に頭を切り替えよう。

緊張しないためのコツ2:丸暗記しない

面接に挑むに際し、メモ帳に質問に対する回答を全部書き出し、内容を丸暗記しようとする必要がいるが、それはやめた方がいい。丸暗記をすると、失敗の可能性が上がるからだ。

下記の2つが理由だ。

  • 想定外の質問が来た時に対応できない
  • 暗記していた回答の言い回しを間違えた時に焦る。

面接とは基本的にコミュニケーションだ。面接官の質問に対して、同じエピソードを話すにも話し方は若干変わってくる。そこがマッチしていないと、スムーズに面接は進まない。

回答内容を丸暗記はせずに、話す内容の要点だけ整理しておこう。そうすれば、面接当日も質問にスムーズに回答することができ、なおかつ想定外の質問に対しても対応することが可能となる。

緊張しないためのコツ3:失敗してもいいと考える

なぜ、面接で緊張するのか。それはシンプルに「失敗したくない」と考えるためだ。「失敗したくない」と考え始めると、「今の回答よかったかな」とか「今のところ間違えた!」の様にどんどん頭がパニックになる。パニックにならない様するためには「失敗してもいい」と考えることだ。

面接官は、君が言葉に詰まったり、噛んだりすることで面接を落とすということはない。なぜなら淀みなくスムーズに話すことができるかではなく、君という人間とともに働きたいと思えるかを見ているからだ。

だから「失敗してもいい」と思ってほしい。噛んだり、敬語を間違えても、想定外の質問がきても「大丈夫大丈夫」と自分に言い聞かせてほしい。

緊張しないためのコツ4:緊張していることを伝える

僕はあえてだが、自己紹介のタイミングで緊張していることを伝える様にしている。自己紹介を終えた後に、「本日は緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。」と添える様にしている。こうすることで、面接の空気感を柔らかくするのだ。

実は、面接官も緊張している。初対面の人に、色々とヒアリングし、内定を出すか出さないかを判断するのだ。そしてその判断には明確な理由が求められる。また、会社の代表として面接に出てきており、その人のイメージが会社のイメージに直結するのだ。緊張しないわけがない。

やってみるとわかることなのだが、「緊張している」と伝えて、マイナスな反応はまずない。むしろ笑顔で、「リラックスしてもらって大丈夫ですよ」といった声を掛けてもらえる。そうすると場が和み、柔らかい空気感で面接をスタートできるのだ。

緊張しないためのコツ5:本番を想定した面接の練習をする

緊張しないためのコツ1つ目は、本番を想定した面接の練習をすることである。

具体的には、家で椅子に座り、鏡の前で自分の表情を見ながら面接をしたり、自分が話す様子をスマホで撮影し見直すと良い。声のボリュームや表情、ジェスチャーなどの様子が自分の頭の中のイメージと異なることに気づく。また、自分の話す際のクセにも気付くことになる。僕の場合で言えば、間ができると「えー」と入れてしまう。当日にこういったクセが出て、面接官にその部分が気になられると最悪だ。もう君が話している内容が面接官の中に入っていかなくなってしまうのだ。

では、実際に練習をする際にどの様な流れで練習すれば良いのか。僕は下記の6ステップをおすすめする。転職活動におけるテッパンの質問ばかりなので、当日を迎える前にこの6つの項目は具体的に何を話すのかを準備しておいてほしい。

  1. 自己紹介
  2. 現在の職務内容
  3. 転職理由
  4. 志望動機
  5. 自己PR
  6. 逆質問

面接の準備に関することは、下記の記事にまとめているため、ぜひ参考にしてみてほしい。

転職エージェントをうまく活用する

自分なりに面接に向けた準備をすることができたら、次のステップとして転職エージェントに面接練習うをしてもらうと良い。

本番前に転職エージェントを相手に何度か練習を行おう。転職エージェントは、その企業の質問の傾向や、どの様な回答が響くのかを過去の経験から理解している。君が話す内容に「この様な言い回しにすべきだ」というアドバイスをくれるだろう。逆を言うと、ここの情報を仕入れておかないのはとても勿体ないことなのだ。

転職エージェントはぜひうまく活用してほしい。ここでは、まだ転職エージェントに登録が完了していない人向けに転職エージェントとは何かについて解説していく。

転職サイトと転職エージェントの違いは?

ここで、君たちがすべきことは、転職エージェントに登録することだ。転職サイトには登録しなくてもいい。転職サイトと転職エージェントの違いは、下記の通りだ。

  • 転職サイト:自分で公開求人を見て、興味のある求人に応募する
  • 転職エージェント:転職のプロが君に合った求人を提案してくれる

転職エージェント利用の際に気をつけること

転職エージェントのビジネスモデルは、転職希望者が企業に転職したタイミングで初めてエージェントに報酬が入る。君たち転職希望者には全く費用が発生しない仕組みになっている。逆を言えば、転職が成立しない限り、転職エージェントに報酬が発生することはない。故に、転職エージェントは基本的に転職することを勧めてくる。

また、その中でも転職エージェントにとって楽な転職は「給与が下がる転職」だ。転職先の企業にとっては、他の企業で高い給料をもらっていた優秀な人材が手に入るため、合意がしやすい。故に、安易に給与が下がる転職を提案してくるエージェントには注意が必要だ。

転職エージェントをうまく利用する

上記の注意点を踏まえ、転職エージェントとはうまく付き合おう。

まずは第二新卒でどんな企業がどんな求人を出しているのか。今のトレンドの業界、求められているスキルをエージェントから情報収集するのがいい。その情報を得るだけで自分の市場価値をある程度測ることができる。そしてエージェントも親身になって相談に乗ってくれるはずだ。

まとめ

面接に緊張しないためのコツについて、解説してきたが、面接で緊張しないことはないのだ。緊張するのは、自分が一生懸命に準備してきた証拠であり、体が戦闘体制に入っている証拠である。だから、緊張することは悪くないのだ。

一方で、緊張のし過ぎはパフォーマンスを低下させてしまうので、自分をコントロールすることを魔ならず意識してほしい。今日解説した5つのことをすれば、必ず効果があるはずだ。ぜひ行動に移してみてもらいたい。

君の成功を心から祈っている。

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