大企業で入社直後に5年間の地方配属を経験して分かったこと。地方配属のメリット、デメリット。

キャリア

うつになりかけの状態でブラック企業からホワイト企業へ転職を成功させ、人生を変えたしゃちほこ(Twitter:@shachihoko_3150)の実体験から解説します!

大企業あるあるなのが、入社直後にいきなり地方配属になることです。ネット上では「配属ガチャ」なんて言葉で表現されているようです。僕もまさにその「配属ガチャ」の犠牲者で、東京本社勤務を希望していましたが、気がついたら九州の地に立っていました笑

結局僕の場合、入社から約5年間九州で生活しました。その5年間の地方配属経験で感じたメリット、デメリットをこの記事では解説していきたいと思います。

結論
  1. 地方配属のメリットは、仕事の成長を早めてくれること。プライベートでも自己研鑽に時間を割けること。
  2. 地方配属のデメリットは、とにかく寂しい。大学時代の友達や家族と会えないこと。
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地方勤務は負け組か?

新卒で会社に入社し、新入社員研修を終えると、一大イベントになるのが配属発表です。配属が正式に発表されると、「〇〇さん、△△県に配属なんだって、かわいそう…」みたいな声が同期の間でささやかれますよね。

でも結論から言います。僕は「地方勤務は勝ち組」だと思っています。それは、仕事においてもプライベートにおいても言えることだと思っています。

実際に僕は5年間九州で生活して、本社勤務となりました。本社勤務での部署は、誰もが憧れる注目度の高いサービス企画の部署です。そして、その部署に配属になって思うこと。それは、「九州に帰りたい!」ということです笑。それはいまの環境が悪いのではなく、地方勤務が最高だったからなのです。

なので、地方勤務を告げられた新入社員や若手社員の皆さんが正直羨ましくて仕方ないです。。

地方配属に関しては、下記の記事でもまとめていますので、よければ参考にしてください!

地方勤務のメリット(仕事編)

では、具体的に地方勤務の何がいいのか。仕事編とプライベート編にそれぞれ分けて解説していきたいと思います。仕事においては、3つメリットがあります。

メリット1:成長が早くなる

東京本社と比較すると、業務に対する裁量が全く違います。簡単に言うと「地方勤務の方が自分で決められることが多い」です。東京本社では決められないことでも、地方では自分で決めることができます。

自分で決めるということは裏を返せば「責任を取る機会が多くなる」ということです。当然業務に対する向き合い方が変わります。また、良くも悪くも地方は人員が少ない分、自分でやるべき仕事が多くなります。そのため、業務範囲も自然と広がるのも特徴です。

僕は今30歳なのですが、地方配属となった同期とそうでない同期を比較すると、業務の向き合い方が違うように感じます。新卒で地方配属となった同期の方が主体性や自分で考える力があるように感じます。

メリット2:職場がアットホーム

東京本社と比較すると、地方の職場はアットホームです。どの大企業でも言えることだと思いますが、東京本社勤務は業務量が多いため、余計な仕事を増やさないためにもドライになりやすい傾向があります。

一方で、地方勤務ではコミュニティが狭いこともあり、「人間関係」が重視される傾向にあります。言い換えると、良い意味で「世話焼き」な人が多いのです。なので、困っていることや納谷なんでいることの相談に乗ってもらいやすい環境にあります。言い換えると、本社より地方は新卒や若手を大切にしてもらえる傾向があります。

メリット3:現場を知ることができる

どんな仕事においても、実際の販売現場を知ることは大切です。実際に現場で知ることのできるものは下記の通りです。

  • 自社の商品がユーザにどのような印象を与えているのか
  • 他社と比較した時の優位性は何か
  • 競争力があるのか
  • 自社の商品が売れる理由は、「営業力」か「商品力」か。

僕のように文系の新卒は営業に配属されることが多いと思います。「東京本社の企画職を希望していたのに地方の営業か…。」なんてこともザラにあります。でも、この「現場を知っている」というのは大きな武器になります。

なぜなら、想像以上に本社勤務の企画職は「プロダクトファースト」の発想だからです。本来、商品企画とは、コンセプト立案→企画→販売→アフターフォローといったステップまで意識をする必要があります。しかし、世の中の企画職の多くは販売、アフターフォローの観点が欠落しています。

企画職以外の業務でも言えることですが、「現場を知っているかどうか」この観点があるかないかで、本社での活躍の幅が変わってきます。仕事における地方配属のメリットについては、下記の記事で詳しくまとめているので、よければ参考にしてください!

地方勤務のメリット(プライベート編)

続いてプライベート編です。プライベートでもメリットは沢山あります。

メリット1:地方勤務中に貯金できる

地方勤務は東京本社勤務と比べると、「誘惑が少ない」ことが多いです。つまり、余計なお金を利用する機会が少なく、自然とお金が貯まっていきます笑

そのため、「自分が本当にやりたいことにお金を注ぐことができる」と思います。若い内(特に入社3年目まで)は、もらえる給料も限られているので、お金の使い方は選択と集中が必要だと思います。「自分が今しかできないことは何か?」を常に考えて、お金を有効に使って人生を充実させましょう。

メリット2:自己投資のチャンス

地方勤務では東京勤務とは違い、友達が少ないです笑。実際に僕も新卒で九州の配属になったのですが、同期入社の中では一人だけでした。だから、休日はやることがないです。

ただ、裏を返せば自分の時間をやりたいことに注げるというメリットもあります。ここで自己啓発のための勉強や趣味に没頭することをおすすめします。特に思いつかない人は「副業を始めること」にフォーカスしてみてください。

これからは、会社からの給料+副業収入で給与を最大化していく時代です。実際に会社員として年収800万を稼ぐよりも、会社からの給料600万+副業収入200万の方が実現するのは簡単です。地方勤務のうちに、会社以外からの収入源を作ってしまいましょう。

メリット3:遊び方が変わる

地方勤務になると遊び方が変わります。僕も東京では夜中まで飲み歩いていましたが、地方での休日は朝から自然に触れていました。特に僕がいた九州は観光スポットも多く、湯布院の温泉に行ったり、阿蘇にハイキングに行ったり、糸島の海に行ったり。。毎週末が観光のような気分になれます笑

地方に住んでみてわかるのは、地方には東京にはない魅力が溢れているということです。特に自然が持つポテンシャルはハンパないです。。コロナになり、田舎暮らしが流行し始めていますが、東京から田舎へのシフトはこれから益々進んでいくと感じています。

地方勤務のデメリット

一方で地方勤務を経験する中で、デメリットを感じたこともあります。そこも赤裸々に伝えることで、事前に対策をうち、より良い地方勤務ライフを過ごしてくださいね。

デメリット1:寂しい

地方勤務はやっぱり寂しいです。。自分で動かないと会社以外のコミュニティはなく、毎日同じ人と顔を合わせることになります笑。特に仕事が大変な時期なんかは、「家族や学生時代の友達に会ってリフレッシュしたい」と思うことも多々ありました。

ただ、大企業地方勤務でこれはあるあるで、実は大企業地方勤務若手コミュニティなるものが各県に存在しているようです!学生時代の友達に友達を紹介してもらったり、そんなコミュニティを見つけたりして友達の輪を広げていきましょう。

デメリット2:車が必要になる

配属される県によっては、生活で車が必須になってきます。僕が配属になった九州で言うと、大分、佐賀、宮崎あたりは公共交通機関が発展していないため、車がないと生活が厳しいと思います。

車はガソリン代はもちろん、車検費や駐車場代など維持費が発生するので、若手社会人にとってはなかなか苦しいですね。

地方配属に車が必要かどうかは下記の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

デメリット3:業務が限定的

僕は個人的に「地方勤務は最高!」だと思っていますが、どうしても業務は限定的になります。言い換えると、本社じゃないとできない業務というのもたくさん存在しています。なので、ビジネスマンとしての成長のためには「地方にいつまでも居ていいものではない」と考えています。

あくまで地方での勤務経験は、「社会人としての基礎を作る時間」であり「現場を知る時間」だと思います。そこで吸収したものを本社で大きく花開かせることが大切なのです。

どうしても地方勤務が嫌な人は

それでも、「どうしても地方勤務が嫌だ」という人もいると思います。そんな時には勇気を持って異動希望を申し出ることです。ただ、それでもなかなかうまくいかないことが多いです。

そんな時には、転職エージェントへ登録をしましょう。特に社会人3年目までは第二新卒ブランドが存在するためおすすめです。

転職するかしないかは別として、転職活動するのは世界観が広がるしおすすめですよ!

転職を成功させるためのステップ
  • STEP1
    自分の転職の軸を明確にする

    転職する前に、自分が何を手に入れたいかを明確にしましょう。年収、勤務地、労働時間、仕事内容の全てが完璧な転職先はありません。

  • STEP2
    下記7つのサイトに登録する(※全て無料)  
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    登録した転職エージェントと実際に面談を行い、一番いい担当者を決める

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    エージェントからの情報を鵜呑みにせず、自分の目で求人情報を確認するようにしましょう。

  • STEP5
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  • STEP6
    エージェントの情報と、自身で調べた情報を基に志望企業を決定する
  • STEP7
    エージェントを通じて応募する

  • STEP8
    面接
  • STEP9
    内定

大企業からの転職におすすめの転職エージェント4選

大企業からの転職におすすめの転職エージェント4選
  • 第1位:JACリクルートメント
  • 第2位:dodaエージェント
  • 第3位:マイナビエージェント
  • 第4位:リクルートエージェント
第1位:JACリクルートメント

サービス名JACリクルートメント
運営会社株式会社ジェイエイシーリクルートメント        
公開求人数約10,000件
非公開求人あり
対応エリア全国
対象年代20代〜50代
料金無料
リモート面談
JACリクルートメントのおすすめポイント
  • システムの登録が簡単なため始めやすい
  • エージェントが企業の採用担当者と直接話している
  • 一人一人のエージェントの質が高い

個人的にはイチオシの転職エージェントです!

JACリクルートメントの特徴として、企業の採用者と相対している人が、求職者をそのまま担当するという特徴があります。

そのため、1つの企業の情報の濃度が濃く、過去の面接の出題傾向や採用する部署が求めている人材像などを深く把握しています。

JACリクルートメント=外資系への転職というイメージがありますが、そんなことはなく日系大企業の求人も多く抱えています。

僕の担当の方は30代中盤の男性でしたが、めちゃめちゃ質が高く、レスも早いしアドバイスもかなり的確でした。

大手のホワイト企業への転職を考えている人は必ず登録しておきましょう!

第2位:dodaエージェント
サービス名dodaエージェントサービス
運営会社パーソルキャリア株式会社               
公開求人数約120,000件
非公開求人あり
対応エリア全国
対象年代20〜50代
料金無料
リモート面談
dodaエージェントのおすすめポイント
  • 1つのIDでエージェントとサイトの両方の機能を利用できる
  • 企業からのスカウトメールが多い
  • サポート体制が充実している

dodaエージェントサービスの特徴としては「転職エージェント」と「転職サイト」が合体したサービスとなっており、1つのアカウントで両方使うことが可能となっています。

人気の機能である「年収査定」機能では約200万人のビッグデータから自分の想定年収の算出が可能となっています。

僕がdodaエージェントサービスでお会いした担当者の方は30代中盤の男性でした。

エージェント自身も他の業界からの転職者が多く、自分自身の経験からキャリア形成のアドバイスに親身に乗ってくださりました。

第3位:マイナビエージェント
サービス名マイナビAGENT
運営会社株式会社マイナビ                   
公開求人数約35,000件
非公開求人あり
対応エリア全国
対象年代20〜30代
料金無料
リモート面談

マイナビAGENTのおすすめポイント
  • 第二新卒、若い求人に強い
  • エージェントの対応が丁寧
  • 中小企業の求人量を多く抱えている

マイナビAGENTといえば「若手社員の転職」というイメージが業界内でも強いです。

20代〜30代の若年層の転職支援が強く、第二新卒にも力を入れていることで有名です。

リクルートエージェントdodaエージェントサービスのような他の大手と比較してスタートアップやベンチャーなどの中小企業への求人も多いことが特徴です。

グローバルニッチトップ企業を応募したい人は絶対に登録しておきましょう。

他の大手と比較して登録者が少ないのか、面談や日々の対応が丁寧で時間を割いてくれるような印象を受けました!

第4位:リクルートエージェント
サービス名リクルートエージェント
運営会社株式会社リクルート                  
公開求人数約170,000件
非公開求人あり
対応エリア全国
対象年代20〜50代
料金無料
リモート面談
リクルートエージェントのおすすめポイント
  • どんな人でも担当者がついてくれる
  • 求人数が多いため選択の幅を広げてくれる
  • 初心者でも転職

リクルートエージェントは転職エージェントの最大手のサービスです。

非公開求人も多く、業界や業種に幅広く対応してくれます。

年間で約50万人の転職者を輩出しているため、経験が豊富であり、過去事例の話などを色々聞くことができます。

自分が今いる業界や企業からどこへの業界への転職が多いかなども気軽に調べてもらえます。

また、転職初心者にも丁寧にフローを説明してくれるので、それも好印象でした!

まとめ

僕は大企業での若手社員の地方配属は、ある意味「王道」だと思っています。地方勤務は確実にビジネスマンとしての基礎を作るのに最適なフィールドです。実際に、今の僕を作っているのは地方勤務時代の経験です。

地方に配属され、余計な誘惑に惑わされず、ともかく仕事と向き合う。むしろ仕事に向き合わざるを得ない環境が人を仕事に没頭させます。社会人で結果を残したいという気持ちがある以上はその時間が必要なのです。

その経験を20代前半で積むことができるかどうかで、会社の核となっていく30代のパフォーマンスが大きく変わってきます。

地方勤務に配属された人へ伝えたいのは、「腐らないでください」ということです。腐らず、結果を出し続けること。その結果の積み重ねが、自分が30代以降に進みたい道を選ぶことができるかどうかの分かれ道になります。

そして、いつまでも地方勤務でいれる訳ではありません。だから、その数年を徹底的に楽しんで、第二の故郷を作ってください。仕事でもプライベートでも思い出を沢山作ってください。

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