【悲報】大企業で働くとストレスが溜まりまくる!大企業ならではのストレスとは?

キャリア

こんにちは。シャチホコです。

大企業で働いていて感じるのは、世間のイメージより悩んでいる人や体調を崩している人が多いということです。僕の前職では特にそういった人が多く、休職している人が一定数いるのが日常茶飯事でした。

この記事では僕自身が大企業で働いた経験を通じて、大企業で働くことでのストレスの理由とその解消法について解説していこうと思います。

▼大企業に入れれば幸せなのか?

僕が就職活動をしていて感じていたのは、「大企業に入れれば安定した生活ができ幸せになれる」と思っていました。しかし実際に入ってみるとイメージは異なっていました。

・大企業は安泰じゃなくなりつつある

まず大前提として、日本の大企業はすでにボロボロです。ニュースで「景気が厳しい」ということをなんとなく理解している人は多いと思いますが、みなさんが想定している以上に今の日本の経済事情は厳しい状況です。

大きな流れの1つとして終身雇用は崩壊し、いわゆるジョブ型雇用へ雇用形態が変遷しようとしています。その結果、名だたる大企業でも連日のようにリストラが行われています。大企業が安定しているという時代はすでに終わりを迎えつつあるのです。ジョブ型雇用については、下記の記事でまとめているのでよければ参考にしてください。

・大企業で働くのは大変

そして大企業で働くのは想像以上に大変ということです。確かにベンチャー企業やスタートアップ企業と比較するとハードな面でもソフトな面でも整備が進んでいるというのはあります。しかし大企業には大企業ならではの大変さがあるのです。

基本的に大企業は常に世間の目に晒されています。大企業が提供するサービスや商品は何か問題が起きた時に世間に与える影響が大きいため常に問題を起こさないように気を張っている必要があるのです。また、大企業ならではの組織体系や仕事の進め方も大変な要因の一つとなっています。

▼大企業はストレスが溜まる理由

では大企業でストレスが溜まる原因は何なのでしょうか?ここでは具体的に大企業でストレスが溜まる理由について解説していこうと思います。

・裁量がなく承認フローが多い

これは大企業あるあるなのですが、担当レベルはもちろん、課長など現場の管理職にも裁量がなさすぎるということです。大企業はともかく、承認の数が多いです。仮にあなたが担当だとすると、チームリーダー→課長→部長→本部長→社長の5ステップの承認の壁があります。

そしてこの承認を取るのにまた時間がかかります。承認を取るための説明にあたっては、都度説明資料を作るのですが、この資料もレビューに時間がかかります。スケジュールなどを厳しく急かされている割に仕事がなかなか前に進まないということにストレスを感じます。

・幹部の指示で仕事が左右される

次に幹部の指示で仕事が大きく左右されることです。確かに幹部からの指示には大切なことや経営判断に関わることも多く存在しています。一方で「それって思いつきじゃない?」と思うようなことも沢山あります。

例えば実際に幹部が自社のもう古くなったあるサービスを利用し、何か不具合にあたったり使いにくいと思ったことがあれば、その改善を指示します。その瞬間に今進めている仕事の手を止めて、その古いサービスの改善に全力を注がなくてはいけなくなるのです。自分の仕事のスケジュールが掻き乱されることが非常にストレスなのです。

・若いのに責任を背負わされる

大企業であると、社外の業務委託先、取引先、パートナーなどに発注をするクライアントになる立場が多いです。クライアントはお金を払う立場なので、自分が達成したい目標に向かって発注先を動かす必要があります。

大企業では若い頃からクライアントの担当者として、社外パートナーを動かす経験が積める一方で何か問題が起きた時などに判断を求められ、責任を背負わされる傾向にあります。重要な判断や責任を負わされるのはストレス以外の何者でもありません。

・同僚が優秀な人ばかり

大企業は就職の際の倍率も高く、同期や同僚に高学歴が揃っている傾向があります。同僚の能力が高いと日頃の業務で劣等感を感じることが多かったり、「あいつができているんだから、自分もきちんとしないと」とプレッシャーを感じます。

また、当然ながら出世争いの観点でも競争が激しくなります。年齢を重ねるごとに同期などが昇格していくのを見て、焦りを感じることにもなります。このように同僚が優秀であることがストレスにつながるのです。

・配属ガチャが定期的にある

最後に大企業では配属ガチャなる定期異動があります。これは基本的に入社から退職まで続くもので、大体2-3年のスパンでいつどこに異動になるか分かりません。今本社にいたとしても、数ヶ月後にはどこかの地方にいるかもしれません。

この入社から退職まで永遠と続く配属ガチャはプライベートの生活を安定させることができず、マイホームを購入できなかったり、単身赴任期間が長くなるなどの問題につながります。

▼ストレスを溜め込まないようにする方法 

大企業で働いてストレスを溜め込んでいると、いずれあなたはパンクしてしまいます。ここではストレスをなるべく溜めないために僕が意識していることについて解説します。

・報連相を細かくし、上司と常に目線を合わせる

まずは上司と自分の担当業務の進め方についてしっかりと意識を合わせるということです。そのためには報連相を細かく行い、常に「自分の仕事の進め方がイメージと間違っていないか」を擦り合わせるようにしましょう。

これは上司の立場になってもありがたいことで、自分に相談がくることでその案件を知る機会になります。働き方はそれぞれ違うので担当によっては報連相をあまりしない人もいます。そういう人は定期的に業務が手戻りしがちです。

・自分1人で抱え込み過ぎない

大企業では1人で仕事を進めるケースは稀です。主に主担当と副担当というような形でチームで仕事を進めることが多くなります。そういった時に、自分1人で仕事を抱え込むのではなく、どんどん周りに協力を求めるようにしましょう。

周りに相談することで最適解を見つけることができますし、何か問題が起きた時にもあなたの責任ではなく、チーム全体の責任として対応策を皆で考えることができるようになるからです。

・仕事に強弱をつけることを意識する

最後に仕事に強弱をつけることです。パレートの法則というのを聞いたことがあるでしょうか?「重要な2割のことが全体の8割の結果を決める」という法則なのですが、仕事はまさにこのパレートの法則が当てはまります。

具体的にはサラリーマンである限り、最小の活動で最大の評価を得ることが1番効率のいい働き方になります。あなたの評価を決めているのはあなたの仕事全てではなく、主要なもの2割なのです。なので、「これは評価につながる」と思った仕事には注力する一方で、「これは評価に繋がらないだろう」と思った仕事はそこまでエネルギーを割かないようにするのがおすすめです。全てに一生懸命になるとストレスが溜まり、パンクしてしまうのです。

▼ストレスの発散方法 

ストレスを溜めないようにしていても、忙しい時などは特にストレスが溜まってしまうものです。ここでは僕が行っているストレスの発散方法について紹介していきます。

 ・休日にプライベートの友達に会う

まず休日に友達に会うことです。これは仕事の同僚とかではなく、学生時代の友人など仕事に関係しない人と会うことをおすすめします。同僚など仕事に関係する人だとどうしても仕事の話に話題が及んでしまうからです。

休日に学生時代の友達などに会い、同じように仕事で大変な思いをしている話を聞いたり、他愛もない馬鹿話や過去の思い出話をするだけで、心がかなり楽になります、

・規則正しい生活をする

心身の健康を保つためには規則正しい生活をすることも大切です。睡眠時間をしっかりとり、3食きちんと取るようにしましょう。僕の経験上、忙しい案件にアサインされると、どうしても生活リズムが乱れるようになります。

そういう時こそ規則正しい生活を心がけ、心身が健康である状態を保たないと不調をきたしてしまいます。また休みの日には軽めの運動もしてリフレッシュすることを心がけましょう。

・有給をとってリフレッシュする 

時には有給休暇を取ることもおすすめです。特に大きな案件を担当すると大変な時間が続き、心に余裕が無くなってしまうので、少し落ち着いたら有給をとって旅行などを通じてリフレッシュすることをオススメします。

他にも実家に帰って友達に会ったりするのもオススメです。自分が古くからいた環境に戻ることで、気分的に楽になりまた仕事に対する活力も湧いてくるものです。

▼ストレスが溜まりすぎたら

では大企業で働く中でストレスが溜まりすぎたらどうすればいいのでしょうか。そんな時には異動などを通じて環境を変えることをおすすめします。ここでは僕が実際に行った具体的な方法について解説します。

・社内公募に応募する

まず最初に社内公募に応募することです。社内公募は自分が希望したい部署を手を挙げて異動できる方法です。

ただし、多くの場合今の部署に配属されてから◯年以上といった条件が設定されているため、異動後すぐに応募するのは難しいでしょう。また社内公募は即戦力が求められるため、過去の実績や評価が重視される傾向にあるので、少し足の長い話になるでしょう。社内公募については下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

・病んだふりをして異動を試みる

これは僕が実際にブラックな部署に配属された時にした方法なのですが、病んだふりをするという方法です。僕は当時月間80-90時間の残業をしており、夜1時くらいまで毎日働いていました。

その際に生活リズムが壊れ、産業医面談を何度か行い、直属の上司に異動を希望しました。この際に産業医にも「異動したい」という旨を伝えていました。実際に異動は叶いませんでしたが、業務量を減らしてもらうことができました。僕が病みかけた経験については下記の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてください。

・キャリア申告はボロクソに書く

多くの企業で定期的にキャリア面談なるものが設定されます。内容としては「自分の現在の業務の適正と今後どのようなキャリアを歩みたいのか」を記載するものです。この内容を基に上司と面談をし、キャリアの棚卸しと次の行動を決めるというものです。

このキャリア申告の中で、今の業務が合っていなくて異動したいという旨を忖度なく記載した方がいいです。会社としては、若手社員が早期退職することを恐れています。そのため、この記載内容が激しければ、人事と直接面談することができます。実際に僕もこの内容を盛りに盛って記載した結果、人事と面談することとなり、上司経由でチームを変えてもらうことができました。

・転職活動を開始する

社内での異動を検討しつつ、並行してすべきなのが「転職活動」です。「え、転職活動?」と思うかもしれませんが、実際に転職しなくても今の自分にどのような選択肢があるかを知っておくことはいい機会になります。

また、今はエージェントとの連絡もリモート中心になっているので、地方にいても東京の企業を簡単に受けることができます。大企業では異動するのがそう簡単ではありません。そのため転職活動をし、最悪の場合も想定した上で選択肢を増やしておくことは大切なことなのです。

▼まとめ

大企業で働くことは外から見ているイメージとは異なり、正直大変なことも多くあります。しかし、なるべくストレスを溜めないように働き方を工夫することで、快適に働くことができるようになります。また休日にはリフレッシュすることを心がけるのも大切です。

ストレスが溜まってどうしようもなくなった際には、戦略的に異動や転職活動を進めることもおすすめします。

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